My life as a cat
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2003年08月29日(金) 霧降高原と東照宮

朝8時、部屋にペンションの人から電話が入り、朝ごはんの用意が出来た、と起こされた。マーティンはこういう日本形式に慣れていないので
「ここは監獄か!僕は囚人じゃないぞ!」
と怒っていた。夫婦二人でやってるような小さなペンションでばらばらに食べられるのも大変なので仕方がないのではないかと思い、
「とにかく食べるんならちゃんと来てね。」
と言い残しトロトロしている彼を置いて先に下りた。わたし達以外はちゃんと時間通りに来て朝食を摂っていたのにマーティンだけ30分遅れてきて居心地が悪かった。が、お得意の一揆食いで5分とかからず平らげて部屋に戻っていった。

霧降高原まで登った。やっぱりこういう時は4WDの車が欲しい。わたしの馬力の無い車ではなかなかハード。マーティンは車の中でひたすら広大な山並に感動した。














料金所近くになると牧場が見えてくる。色々な種類の牛がいる。ベジタリアンになる前は気に留めたこともなかったけれど、牧場では牛に触れるスペースと串焼きを買うお店などが隣り合っている。それでも人々は牛を触りながら串焼きをおいしいと言って食べる。やはり屠殺の現場を見ないことにはこの牛が肉になると想像するのは難しいのかもしれない。なんだか嫌な想像ばかり過ってしまう。マーティンもあまり楽しんでいる様子でないのですぐに引き返した。

日光市内に戻る途中で野生の猿がたくさんいた。マーティンはわたしの母に注意されたこともすっかり忘れて、車から降りてカメラを向けていた。幸い猿は臆病で逃げてしまって離れたところから彼を観察していたので良かった。

それから最後に東照宮へ。この時間日光といえどもけっこう暑くて元気に走り回る彼を横目にわたしは木陰で休んだ。

猿の写真がうまく撮れなかったのが心残りで「もう一回行こうよ」と誘われたが、これ以上日光を出るのが遅くなると通勤渋滞に巻き込まれそうなので諦めてもらい、2時くらいには日光を出た。


Michelina |MAIL