My life as a cat
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2003年06月05日(木) 中国人一家

朝バス亭に立っていたら赤い車がブーっとクラクションを鳴らして通り過ぎていった。驚いて顔をあげてみると以前のシェアメイトのアランだった。懐かしい。

わたしは二ヶ月間、アランのお父さんが建てた一軒家をアランを管理人として四人でシェアして住んでいた。13年前に香港から家族で移民してきたアランの家族はとても個性的だった。お父さんはイメージどおりの中国人で"マネーマネー、ビジネス、ビジネス、、"というような感じで他人は信用しない人だった。お母さんは13年こちらに住みながら一言も英語が喋れない(喋ろうとしない)人だった。そしてアランのお兄さん、この人も優しくて人当たりはいいものの社交的ではなくて"僕はまだすっごい英語が下手なんだ"などと言うので謙遜しているのだと思っていたら本当にあまり喋れないのだった。そして次男のアランが突然変異のように体型や思想も殆どオージーのように育っていた。英語もネイティブ並でアクセントはない。わたしは年下のアランが可愛らしくて大好きでいつもワインボトルを片手に彼の周りをうろうろしていたのだけど、ダイエット中のため酒は飲まないと言って水を飲みながら付き合ってくれた。思いがけず甦った楽しい過去の記憶だ。


Michelina |MAIL