My life as a cat DiaryINDEX|past|will
カフェで雑誌を眺めながらひたすらマーティンを待っていた。1時間半経ったが依然マーティンは帰ってこない。さすがに飽きてきて溜息をつきながらコーヒーを飲んでいたら、ふと隣の席に座っていた白人の男の子が話している言葉が日本語だということに気付いた。向かいに座ってるのは日本人の女の子。ついつい盗み聞きしてしまった。どうも二人は知り合ったばかりのようで、女の子は必死に慣れない英語を喋り、男の子は彼女が言おうとしていることを日本語で問いただしてあげたりしていた。お互いに自己紹介をしながら無理やり笑ったりして場を和ませようと頑張っているのがよく分かる。初々しいこの2人を見てハラハラ、ドキドキし、"羨望の眼差し"じゃなくて羨望の耳を傾けて気付いたらもう二時間近く待っている。さすがにもうこのカフェを出て通りでふらふらしていようと思って外にでたところでちょうどあちらからマーティンが来た。"ごめん。何してた?"と聞くので"盗み聞き"と答えたら"ゲッ。趣味ワルイ"と言われた。
Michelina
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