あなたに綺麗な傷をあげる
生涯、忘れられないように


ささやか過ぎる、プライド。
2008年07月13日(日)



こんなもの、崩してしまえたらいい。
もっと我侭に、叫んでしまえたらいい。



言いたいことも、
訴えるべきことも、
縋りつくべきことも、
あたしの口からは出てこない。
喉の奥で詰まったまま、
それは言葉として成立していない。



ささやかな、あたしのプライド。
馬鹿馬鹿しすぎて、嫌になるほど、ちっぽけな。











崩してしまえたら、もっと大声をだせるかもしれない。
こんなに頭は痛まないかもしれない。
四肢を投げ出して、沈黙をし続けないかもしれない。

力が欲しい。

自分の、弱さを、認められるだけの。

泣き出しそうになる自分が怖くて、
あなたに、何一つ、言葉を返せないまま。
崩れ落ちそうな自分が怖くて、
あなたの言葉、耳をふさいで、聞かない振りを。

でも、そんなことでは何も進まなくて。



どうすればいいの。
泣けばいいの。
子供のように。




それが難しい。
でも、他に、術が見つからない。
あたし、……何もできていない。






↑コメント変わります↑

氷は、なかなか、溶けない。



いっそ無理やりにでも、抱かれた方が、楽、なのか。



BACK   NEXT
HOME