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†堕 落 し た 月 夜 の 下 で†



★2006年10月03日(火)★
不安

貴方からの電話で起きる私。
必ず‥
「寝てたよね?‥ゴメン。寝てていぃょ。こんな時間だもんね。オヤスミ」と謝る貴方。
「大丈夫。起きてたもん‥」と嘘をつく私。

こんな時にも、私の寝てた声を認識出来る貴方に、感動してみたり。


久々に、名前呼ばれたな‥今朝。
そんなコトも嬉しかったり。

私に電話してくる貴方‥
切羽詰ってるのね?
声が疲れてる。

貴方が言う私の仕事
貴方を“応援して、心配して、慰めて、抱き締める”コト。
それって、私にだけ出来る仕事‥ぢゃないよね?
私ぢゃなくても‥貴方を想う人なら出来る仕事だと思うの。

“私ぢゃなくても‥”
私が1番恐れてること。



寝てる時間もないって、言ってるのに‥
夜7時まで終わらせなきゃいけない仕事があるのに‥
1時間も、携帯のバッテリーが切れる程、話す貴方。

いつか‥私と居るコトを苦痛に思わないヵシラ?と不安になる。
本来、貴方にとって、私はきっと要らない存在だもの。
私が居るコトで、貴方は私を思い出し、電話をしたり、メェルをしたり‥
必要な時間を私に費やす。
今は、貴方が私を純粋に好きで居てくれるから…苦痛では無いだろうけど‥
その内きっと‥ふと、思う筈。
“やっぱ女は要らない”って。


ダーの所為かな?
こんな風に思うのって。
分からないけど。
ダーも、初めは言ってた。
「お前が居ないと、寝られない」
だけども、何年かしたらダーは‥
「お前が居るから、好きな仕事も出来ない」と言った。
そして、一緒に寝なくなった。

人は、勝手。
私も含めて。

当初描く想いと、伝えた想い‥
淡々とした日々、忙殺な日々を過ごす中、薄れゆく。
色褪せた記憶は自身でも思い出せなくなる。
どんなに記憶の糸を辿ろうとしても‥途中でプツリと切れていて、その先は無い。

ただただ、相手の言葉だけが残存のように、残る。
元々希薄な愛だっただけなのか‥?
希薄でなければ、永遠はあるのか?

永遠なんて‥望まない。
今だけ。
今、貴方が欲しい。
私に、今の貴方をください。

これから先‥何があるかなんて、誰も知らない。
知っていても、私は貴方に堕ちただろう。。
私の未来なんか、要らない。
貴方の未来だけが美しければ‥
自虐的でも、悲壮的でも、構わない。
貴方が輝いてる姿を見ながら、私は枯れていきたい。
流す涙も枯れて、見る影もなくなって‥
それでも、今、貴方が必要なの。