酒場と野球と男と女
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2006年03月08日(水) 何でもないようなことが幸せだったと思う、と口ずさみながら自転車で駅前への巻

     昨日は、まぁどうということもなく、昼からぶらりと駅前へ。

図書館で、週刊誌スポーツ新聞とか乱読。

しかし平日昼下がり、図書館の閲読スペースは満杯だす。

定年なったばかりだろうのオヤジさん層を筆頭に、ネクタイ勤め人風、

作業服労務者風、と圧倒的に、男度が高い!なぜ?わからん。

今度、もうちょっと深く観察してみようっと。

で、ちょっと小腹空きで、隣接する役所の食堂へ。

260円の醤油ラーメンでひと心地。

再び図書館に戻り、さっき読めなかった週刊現代があったので、

ぱらぱら開いてる内に、眠くなり椅子に寄り掛かったまま、構わずガクッ。

結構時間経ったかも、と思ったが20分足らずの完オチ状態。

足元に落とした週刊現代を軽くハタくオイラに、周りから視線がパラり。

あらあら結構ご迷惑だったのかも、と帰り支度。

日が暮れるには、まだちょっと。

電車乗って都心に出るのも、まぁ何だな、と、結論を出し、駅向こうの雀荘Dへ。

まぁ何だな、という時は、やはりピリッとした状態に無く、

3、3、4、3、2、3、の着順で、トップ獲れる雰囲気すらない。

右(下家)の花粉症マスク装着メンバーも同様で、完全に2対2の状況。

もう少ししたら、流れ変わるかも、と思ってるうちに、手元の金子がヤバい。

う〜ん、どうする、やめるか?一度席を立ち、少し補充してどっしりやるか?

う〜ん、どうする?と、考えながらやってる分に、ロクなこともなし。

最後、親の追っかけリーチにつかまり、上がればトップから、奈落の底へ。

あ〜あ。恥ずかしながら、手持ち足りません、2500円。

店から借りるのも何だし、まぁ向かいのコンビ二へ、ちゃちゃいと行ってくるか、

と思案してるうちに、ふと、思い出す。

そう、財布にお守りが入っており、その中に、何かの為用に万札がある筈。

昔、死んだバアチャンが、世の中何があるかわからんから、

必ず何かの助けになるし、安心料と思って、

お守りの中に、1万円位は入れときなさい、と云われておったもんで。

そうそう、確か入れてたはず、とそそくさとお守りの口をほどき、中を探る。

うん、紙があった、が、違う、万札じゃない、紙切れ、メモ紙。


     「お米買うのに、頂きました。あなたの愛妻より」


そういえば、昨晩、米がないとか米代がどうだ、とか云ってたような。

ふんふんと適当に流してたが、ああ、あちゃ、そうですか、そうですか。

ゆっくり席を立ち、支払いを待つ顔見知りの客に、

スマンねぇ、と詫び、店長に今年初の”アウト(借り)”を頼んだ。

帰り、コンビ二で、1万円引き出し、メモ紙の代わりに再びお守りへ。

米代と、云われりゃ、そりゃ何も云われんわい、

まして、麻雀の支払いで気がついたとは、これも云われんよなぁ。

思い立ち、手元に残ってた300円程のバラ銭をしっかり確認し、

そろそろ割引になってるだろうな、刺身パックでも買って帰ろ、

と、駅前のスーパーに、自転車を向けましたとさ。



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