酒場と野球と男と女
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2006年03月06日(月) ワークラ、で登録商標はやっぱ無理?の巻

      WBC、最初どう見てもボクシングの世界タイトルのイメージしか

なかったもんですが、何とかそれなりに

”ああ、野球ね、イチローが出るんでしょ”と認知されてきたような。

WBC(ワールドベースボールクラシック)を、略して、”ワークラ”って

オヤジ勝手に命名します。

今後、ワークラ使用の場合、必ず許諾を得るように、って?

で、まあ、昨日で、1次リーグアジアラウンドが終了。

大会前、イチロー選手、

「ただ勝つだけではなく、向こう30年くらい、日本とやりたくないと相手に思わ

せるくらいに勝ちます」


なんて、すげっえ台詞言っちゃた割には、本人、あんま冴えず、唯一、最後韓国戦

での、右飛捕ってからの三塁への送球に、おおおおっ!と思わせる魅場があった。

でも、イチローの台詞は、オヤジ的にはスゴイ評価してる。

アマチュアじゃあないんだから、

「相手も強いですから、気を引き締めてやります」という当たり前の面白くない

見てる方にワクワク感を与えないコメントなどいらない。

プロ野球もプロレスとかプライドとか亀田の試合同様、興行ですわな。

興行である以上、集客なり世の注目度ちゅうのが大前提。

もちろん試合を観てくれプレーを楽しんでくれ、はあたりまえの話。

つまり、試合を観る前にチケットを買い、

プレーを楽しむ前にチャンネルを合わせる。

不見転(みずてん)を人に強いるわけですな。

そうなれば、観る方としては、いかに「不見転度」を薄めて、買う理由観る定義を

自分に納得させるか。

そこには、プレゼンテーション、それも現場の、生の声が、一番効くでしょうよ。

デストロイヤーが、

「オレ様の、足四の字固めから脱出したら、100万ドルやろう」とか、

悪役レスラーが、

ババのために、日本中の材木を集めて特注の棺桶を用意したぜ」とか。

鉄の爪だぁ、人間発電所、耳そぎチョップに尾てい骨割、

そのままでは実在しようもないものを、あたかも、でプレゼンしているんですわ。

究極ぶりは、国籍不明覆面選手がパスポート提示入国の上、空港内で会見。

コドモ心に、あれ?と思ったモンですが。

話を戻しましょ。

まあつまり、イチローの「向こう30年、云々……」は、

興行的には、めちゃ優れていたと思いますということ。

他の各選手にも、こんな台詞が

ひとつづつ欲しいもんです。特に王監督とか。

王監督「アメリカだか韓国だか知らんが、オレ様に刃向かう奴は、皆ぶっ殺してやる。

    オレ様は世界の王だ、王様だぜ。ひれ伏さんかい!ええい頭が高いわぁ

なんちゅうのを、一発、無理か?

それでも、能天気な政治家みたいに、

「明日を楽しみにしていてください」

なんて、何の根拠も展望も力感もない、

空虚な言葉を欲っしてる訳じゃないんで、そこんとこヨロシク!


(何だか、CMコラムニスト天野祐吉みたいな、締めかたになっちまったぜ)


熱血野球オヤジ |MAIL

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