極端なつぶやき
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2007年05月09日(水) 失恋1か月目

食欲はほぼ回復。
まだ、一人前は食べられないけど、かなりお腹が減るようになった。
食べ物がおいしく感じられるようになった。

肉や魚、油をたくさん使った料理は、消化にエネルギーが要るので、食べられないし、食べたくもないけど、果物や玄米・胚芽米、野菜を中心に食事している。
段々、太ってきた。
まあ、失恋したばかりのころにすごく痩せたからね。

もうこれ以上は体重が増えないように気をつける。
今、お腹が出る寸前だからねー

それから、ヨガを毎日練習しているので、少しずつ体に筋肉がついてきた。
太ももの前や、二の腕に筋肉がついてきた。
うれしい。

私がやっているのは、パワーヨガの原型になったヨガで、かなりハード。
呼吸に合わせて、1時間以上動き続けるヨガ。
フーフー言いながらやっている。

体を動かしてないと、落ち込むばかりだからね。
体に助けられてる。



気持ち的には、やっぱりまだ呆然としてる。
付き合ってはないけど、3年以上彼との関係を育ててきたと思ってたし、二人の間にはいつも暖かい注目と空気が流れていたから、それが急に無くなって、ただただ呆然。
最後の彼の冷たい声と、今までの関係を否定する言葉。
思い出すと辛いし、いまだに信じられない気がする。

彼の心変わりの相手の女性を知れば知るほど、好きになってる。
ヨガの先生椿さん(仮名)、本当に素敵な人。
すごく正直で、純粋で、真正面からヨガに打ち込んでる。
ヨガの先生を週5日して、ヨガスタジオの近所でアパート借りて一人暮らしして、毎朝4時に起きて、自分の練習をスタジオで何時間もして、、、
彼女をブログを読んでいるけど、そこから本当にヨガに打ち込んでいること、自分に真摯に向き合っていることが伝わってくる。

本当に素敵な人。
彼の心変わりの相手が彼女でよかった。
そして、失恋を通じて、椿さんに近づけてよかった。


女が強くなればなるほど、男は離れていく。
男に守られるためには、弱くないといけない。
自分があったらいけない。

彼との恋愛で知ってしまったこと。

私の中の守られたいという願望と、自己実現したい、自分の力を思い切り発揮したいという願望。
両方一緒には満たされない。

私は、彼にすごく受け止めてもらってきたので、それが無くなって、途方にくれている。
本当に、彼に支えられてたんだな。
そして、彼に大きな幻想を抱いていた。
いつもあったかくて、私を受け止めてくれる人という幻想。
そう、お母さんの投影。

でも、彼はお母さんじゃなかった。
普通の大人の男性。

彼は、フェミで下ネタを言い、大声で笑い、はっきり自己主張する私を恋人としては受け止めなかった。


私がもっと女らしい女だったら。
もっと控え目な自己主張しない、男についていくような女だったら。
彼が受けとめてくれただろうか。。。

なんか、そのためになら変わってもいいとさえ思ってしまう。

でも、私は性差別にすごく怒っている。
私はもう二度と、女だからといって、差別されたくない。
女だからといって、抑圧されたくない。

でも、この社会に生きてる限り、それは無理。
どこに行ってもある、性差別。

男のようになりたいわけじゃない。
男と競争したくはない。
誰かを糾弾したいわけじゃない。

周りと調和して生きていきたい。
周りの人と繋がって生きていきたい。
男の人といい関係を作りたい。
子どももできれば欲しい。
でも、女だからといって、役割に縛られた小さい人生は生きたくない。

どうしたらいいだろうね。

私と彼との間に起こったことの背景には、こんな大きなものがある。



彼と椿さん、上手く行ってない感じ。
椿さん、多分他に付き合っている人がいる。
彼のこと、友達としてしか見てない。
彼のブログを読むと、数日前、最近うっぷんが溜まっていると書いてあった。


振られたんじゃないかなー


30半ばで親の家に住み、お母さんに身の回りのことをやってもらいつつ、音楽に打ち込む彼と、東京に親はいるけど、経済的に自立して、ヨガに打ち込む椿さん。
彼は、私を捨て、もっと可愛い女がいいと椿さんを好きになった。
でも、椿さん可愛いのは表面だけで、私よりもっと強い女だった。
彼の読み違い。
笑ってしまう。

私は彼を強い男と見誤り、彼は椿さんをか弱い女と見誤り、お互い見誤った二人。
似ている(笑

あーあ、やっぱり彼に帰ってきて欲しい。
椿さんに振られたんなら、私のところに帰ってきてやり直したい。
今度は、幻想をもう少し小さくするから。


そうそう、振られて、気が付いたこと。
私の声を使った表現に対する姿勢には、ちょっと無理があったってこと。
なんか、一生懸命プロミュージシャンとして音楽に打ち込む彼と対等になろうとして、上手くなろう、認められようとしていた。
認められようとするがあまり、強迫的だった。
楽しんでなかった。

今回振られたことで、音楽は私にとって、人生を豊かにしてくれるもの。
人とのつながりの中にあるもの。
ということに気づいた。

狭い部屋の中で一人で声を出して、自己満足するのは嫌。
誰かと競争して、勝った負けたとやるのも嫌。
他者の存在を感じつつ、表現したい。


失恋、辛いし、すごく傷ついたけど、たくさんのものを得た。


betty1102 |MAIL