裏日記。
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我慢できなくなってTさんに泣きついてしまった。
どうしても声が聴きたくて。悲しいほど優しい貴方。
途中であたしがかけ始めた曲に合わせて歌う。
そんな貴方は多分、あたしとあの子しか知らないね。
少し外れた音程で歌うその歌をあの時も歌ってた。
あたしの髪を撫でながら。
Tさん、あたしが笑って話したあれは本当なんだよ。
あのベットで眠れるようになるまでに3日もかかって
あのぬいぐるみに付いた貴方の匂いに泣いたんだよ。
好きで好きで好きでしょうがなかった人。
今も忘れられない人。
貴方は何者なの?
「東京から2時間で来れるよ。」何気なく言ったその言葉が一番刺さった。
そんなのあたしが一番知ってる。
会いに行っちゃいそうで歯止めをかけてるというのに。
電話に出ないでくれればよかったのに。
その方がよかったのかもしれない。
甘えたい人、甘えられる人、愛して欲しい人。
一生、一生、追い求める人。
あたしが連絡をしなければ消えてしまう。そんな関係。
貴方が連絡を嫌がれば消えてしまう。そんな関係。
でもあたしが連絡をすれば貴方は受け止めてくれる。
優しい、残酷な人。ごめんね、ごめんね、その優しさを利用してるのはあたし。
Tさんのことを考えなくてもいいように、誰かあたしをダメにして。