| 2010年05月24日(月) |
『L.A. コンフィデンシャル』 再見 |
『L.Aコンフィデンシャル』L.A. Confidential
今日も再見する。
もう7〜8回は見ているはず。
見れば見るほどにドキドキする気持が増していく。
表現が小説的なところがあて、そこがまた魅力に
なっている稀有な作品だと思う。
物語の背景が複雑かつ深いので、見る度に魅力に気づかされる。
映像によって感受するのはもちろんだけど、
直接台詞では表現されていない登場人物のバックストーリーを
自分の頭ん中で解釈して、物語を咀嚼して構築し直している。
会えば会うほど好きになってしまう。
恋してしまう理由はそれだと思う。
初見であんなに複雑に思えた構成も、そう感じていたのが不思議なほど
シンプルに見られるようになっている。
ガイ・ピアースの魅力。
黒澤明監督に演出された三船敏郎の魅力に骨抜きになってしまった時の、
同じような感覚に陥っている。
琴線を揺さぶる所作の型の美しさ、多面性を感じさせる複雑な
心情、キャラクターの表現、ホントしびれてしまう。
ハリウッドの映画界のこととかよく知らないんだけど
ハリウッドよりフランスの土壌が合ってる感じがするなあ。
(商業映画では生かされないという意味で)
三船敏郎の魅力は黒澤明監督との化学反応でのみもたらされた。
ガイ・ピアースはどうなんだろう。
『L.Aコンフィデンシャル』は佳作には違いない。
しかし何かが突き抜けていないようにも思う。
だけど人は完璧なものにのみ恋するわけではない、と思わせる。
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