| 2010年04月07日(水) |
『ブルグ劇場』 『あるいは裏切りという名の犬』 |
『ブルグ劇場』 1936年/オーストリア ヴィリー・フォルスト監督
NHK-BSで録画したのを見る。
「ガラスの仮面」や『イヴの総て』を思い出す。
舞台での喝采と賞賛と背中合わせにある代償の無常感。
演じることに魅入られた人間は、舞台から逃れようとしても逃れられない。
舞台に生きる役者を描いた作品。
70年以上前の作品とは思えない。全然時代の差異を感じない。
琴線にふれるとか、ぐっとくるとかいうのとはちょっと違うけど
それこそ「ガラスの仮面」のように、
ストーリーを面白く追って見るタイプの作品だった。
それにしても、若造君にしろ、老?役者にしても
ピントはずれっぷりなキャラクターにちょっとイライラ。
欲を言えば、もっと納得したかった感じ。
かっこいいと思わせてくれる要素がもう少しあるとか、
あるいは逆に、このイライラキャラクターをもっと突き詰めてくれるか
そのどっちか。
『あるいは裏切りという名の犬』 2004年
何だか全体的にだらだらシーンが羅列してる印象だった。
キレイ事じゃ済まない裏社会のドロドロした警察内部事情やら
それに伴う、危ないかけ引きによって引き起こされる暴力、殺人、
そういう状況的なものは理解できたけど
登場人物が何考えてるのか、対立している理由がイマイチわからなかった。
これが動機なんだろうなあと、わかったつもりで見たとしても
あまりにもチャッチク感じてしまう。
渋く訳あり気な雰囲気で決めた?描写が余計に鼻白む気持を倍化させる。
つまり芯が通ってないのだ。メリハリを感じない。
後から思い起こそうとしても印象に残るシーンがないもの。
北野武監督作品の方向で頑張ってみたけど・・・的な作品、
そんな感じがした。
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