おうち鑑賞

2010年03月10日(水) 『淑女と髯』再見する 『きみの友だち』


『淑女と髯』1931年 小津安二郎監督作品 再見する。

『きみの友だち』2008年 廣木隆一監督作品 見る。



『淑女と髯』

初めて見た時のような胸キュンは薄らいでいた。

『或る夜の出来事』と双璧をなすぐらい好き、と書いたのは

言いすぎだったかな、などと思い直す。

だけど、岡田時彦さんが魅力的なのには変わりない。

剛く、柔らかく、ほんのり色香。






『きみの友だち』

BSジャパン(たぶん)で録画したものを見る。

冒頭登場のフリーカメラマン?フリー記者?の男子が

台詞をしゃべった時点(開始1分ぐらい?)でダメだコリャと思う。

全く魅力を感じない。

ほぼ全ての出演者にあてはまることだけど

演技云々という以前の問題なのだ。

ただ台詞を読んでいるだけに見える。

キャラクターがどうのという次元ではないのだ。

それを助長させている一番大きな要因は、

登場人物のキャラクターが掘り下げられていない脚本や

説明台詞のオンパレードで微妙な気持の揺れを

表現しているつもりになっている演出だろう。

心情の揺れを表現していると言わんばかりの

揺れるカメラワークが虚しく見える。

鏡の前で悦に入ってるナルシストを強引に見せらた気分だ。

ちょっと前に『歓喜の歌』はこれまで見た映画の中の

ワースト3に入るかもしれない、と日記に書いたけどそれを上回る感じ。

ただ救いだったのは柄本明さんだったと思う。

登場場面は多くはなかったけれど、この映画の中の空気を

唯一感じさせてくれた役者さんだったと思う。



重松清さんの小説が原作だとエンドロールで知った。

きっと小説は佳作であろうと思える。








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Barbara [MAIL] [バイオトープの庭]

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