| 2010年03月03日(水) |
『大学は出たけれど』 『東京の女』 『わが谷は緑なりき』 |
『大学は出たけれど』1929年
『東京の女』1933年 小津安二郎監督作品 を見る。
無声映画なれど、全く時代の違いを感じない。
15歳の森光子さんが出演している、同時代の無声映画を見た時は
弁士の人の解説付きだったから余計にそう感じたのかもしれないが
別物として見た記憶がある。
だけどこれらの作品は今に生きている。
そして既に小津安次郎監督スタイルの映画だ。
だから、本来有声映画であるものを
消音機能で見ているみたいな感覚になってもどかしい気持ちになった。
台詞を聞きながら見たい衝動がふつふつ。
『わが谷は緑なりき』1941年 ジョン・フォード監督作品
NHK-BSで録画したものを見る。
ジョン・フォード監督は黒澤明監督が
好き?尊敬している?監督と何かで読んだ記憶があるので期待感を持ってみる。
主観として、琴線に触れまくるという感じではなかったが
この作品が良い映画であることはわかるゆえ、
琴線に触れるようスイッチの入れどころを開発したいという
ちょっと焦りにも似た思いがした。
不思議なのは、この物語、文章に起こすとかなり悲惨な状況の羅列になるはず。
しかし、全編通して吹く風のすがすがしさ。
人間の強さや愛が根底に貫かれているからだ。
時間を置いて再見したい。
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