『反撥』ロマン・ポランスキー監督 1965年 を見る。
心理ホラーというのか? 心理サスペンスというのか?
内面的なものが描かれた作品だった。
主人公たちの台詞は多くないが、映像に独特の変化と運び?があるせいか
場面が進むごとに引き込まれていく。
手元でクラッカー(ビスケット?)がパキンと折られる場面を
見ただけで、何かが暗示されているような含みを持たされる。
同じテーマを扱ったジョン・カサヴェテス監督『こわれゆく女』
を思い出す。同じ琴線を揺さぶられる作品であっても
「面白さ」を感じるのは『反撥』だ。
革新的過ぎず?微妙なところで表現されている印象だ。
ある意味エンターテイメント性の中に
鋭いナイフで裂いたような切り口が内包されている。
それから山下敦弘監督作品とオーバーラップした。
内容的なことではなく面白さの質が同じだと思った。
細かに積み重ねられたディティールを
淡々とした気分で見ていたのに
最後に見せられた(明らかになった)
森の俯瞰図に心を衝かれる・・・的な
図式があると思う。
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