戦国時代、人間の業に翻弄され、血で血を洗い、
城主に登り詰めた男の迷い、恐怖、壮絶。
森で老婆(妖怪)と出会うシーンの
何とも言い難い(深淵を湛えたと言おうか)映像の美しさ。
謀を囁く奥方の静寂の中に響く衣擦れの音。
描かれた人間像、映像表現の全てに気持ちがゆさぶられる。
余談。
後日、「ビーバップハイヒール」という関西ローカルの
深夜のバラエティ番組にたまたまチャンネルを合わせたら
平田オリザさんがゲスト出演していた。
何事?(畑違いの方がなぜ?)と思い見入ると
シェイクスピアの四大悲劇について
わかり易く解説する、という内容だった。
リア王はリア夫、オセローはオセ郎などに置き換えた
ドラマコント仕立て。(オモシロ過ぎ)
シェイクスピアのことをよく知らない私は、
この番組を見たことで初めて『蜘蛛巣城』が「マクベス」、
『乱』が「リア王」ということに気がついた。
「ビーバップハイヒール」見てよかった。
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