fleur bleue
sora



 途切れる会話

途切れゆく会話の中で、
お互い何を感じていただろう。

一瞬の会話の後には、
深く、長い沈黙。
その場に流れる冷たく重い空気。

話しかけるのが怖くて、
何も言いだせずにいた。

凍えるような寒さに肩を震わせながら、
時がくるのをただじっと待っていた。

その場から逃げ出したかった。
苦しかった。
ただひたすらに苦しかった。

2005年11月18日(金)
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