月に舞う桜

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2019年03月17日(日) 誰であれ、他者の生についてジャッジしてはいけない

★「生きてるだけですばらしい」が弱者を殺す
https://decinormal.com/2015/09/01/life_beautiful/

上記コラムには、口当たりの良いポジティブな言葉の危険性や、障害者をモノ化して消費する感動ポルノへの批判などが書かれていて、そのどれもがもっともな指摘なのだけど、中でも問題を端的に言い表していると私が思う一文が、これ↓

「誰かの生についての評価は、基本的にその誰か本人以外にはできないものだ。」

ほんと、これですよ。
「生きてるだけで素晴らしい」だの「頑張る人」だの「不幸」だの「役に立たない」だの、ポジティブ評価であれネガティブ評価であれ、他者の生を(ましてや属性で)勝手にジャッジするな。
ポジティブさを押し付けて、当事者を窒息させようとするな、社会の側にある障害性を覆い隠すな、感動の物語に当事者を押し込めるな。

私は、自分の生については「生きることには素晴らしいこともあれば素晴らしくないこともある。幸福なこともあれば不幸なこともある」と考えている。
非当事者の言う「障害者は不幸」は否定するけれど、「障害者は不幸ではない」とも言い切れない。

あ、あと、生きることは基本的に面倒くさいことだとも思っている。

コラムで紹介されているステラ・ヤングさんのプレゼンテーションも、ぜひご覧ください。日本語字幕付きなので。


桜井弓月 |TwitterFacebook


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