月に舞う桜

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2017年07月13日(木) 「足」が折れかけた……っていうか、折れた

タイトルにある「足」っていうのは、車椅子のことですけどね。
本当に骨折したわけではないので、ご心配なく。

いやー、実は大変だったんですよ!
危うくX JAPANのライブに行けなくなるところだった。

事の発端は、先週の金曜日。
私の電動車椅子は、バッテリー残量が5段階で表示される。その日は図書館に向かっていて、バッテリーのランプは4つ点灯していた。つまり、少し減ってはいるものの、まだまだたっぷり残っているということ。
なのになのに! 図書館の前で急に「ピー」と警告音が鳴って、止まってしまったのですよ! 電源を入れ直しても、うんともすんとも言わない。「もう1mmも動いてやるものか!」って感じ。
スピードが遅くなるとか、変な音がするとか、起動が不安定とか、そういう前触れは何もなく、もうホントにいきなり止まったわけですよ。
止まったのが図書館の前だったからまだよかったものの、横断歩道を渡っているときだったら……と考えたら、怖い怖い!
で、図書館に電話して事情を説明し、建物の中まで押してもらった(電動車椅子は手動に切り替えられるので)。
そして母に電話し、迎えに来てもらった。電話したいので図書館の中には入らず、建物のロビーで待っていたので、日は避けられるもののそこそこ暑い。
運よく、その日はお世話になっている車椅子業者が近くの福祉センターに出張相談に来る日だったので、母を待つ間にセンターに問合せたら、予約なしでも来て良いとの返事。

帰宅して充電してみると、バッテリーは空っぽの状態。しかも、普通なら満タンになるまで2時間以上かかるのに、1時間ほどで充電が完了してしまう。
それでもまあ、満タンにしたら動いたので、福祉センターへ。
結局、電池がたくさん残っているのに空と認識してしまうのか、ランプはたくさん点灯するけど実際は急激に減っているのか、よく分からず。いずれにしても、もう何年も使っているのでバッテリーが疲れているのは間違いないだろう、とのことで、新しいバッテリーを注文した。
車椅子業者は車のディーラーのようなもので、車椅子メーカーとは違う。バッテリーは業者がメーカーに注文し、メーカーから直接うちに届く。
「一週間後(つまり、今日14日のこと)にどうしても用事があるんです!」と言って、急いでもらえるようお願いした。

そして、昨日。
ヘルパーさん同行でラポールへ。途中まですこぶる順調だったのに、帰りにやはり突然ピタッと止まってしまい、ヘルパーさんに押してもらった。
でも、幸いなことに帰宅したら新しいバッテリーが届いておりまして!
よかったぁ、ライブに間に合った!
それでも心配だったので、今日、念のため新しいバッテリーで外出してみた。止まることなく帰ってこれたので、たぶん大丈夫、なはず。

いやー、もうホント、ドキドキだったなあ。
電動車椅子が動かなくなるって、健足者の足が折れるのと同じことだもの。
不具合が一週間前に分かって良かった。一日でも遅れてたら、新しいバッテリーが間に合わなくてライブに行けなかった。

明日はX JAPANのライブ!
車椅子にトラブルなく、無事に帰ってこれますように!


桜井弓月 |TwitterFacebook


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