月に舞う桜

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2017年01月31日(火) 1月のこと

酉年の元旦にひよこの夢を見て、Facebookに載っていたPATAの落語家風な年始挨拶に癒されて始まった2017年、早くも1ヶ月が過ぎようとしている。
あまり先のことを考えると、いろんなことが立ち行かない気がして生きるのが面倒で嫌になってしまうので、とりあえず目の前のことを一つ一つやっていこうと思った、そんな1月。

1月という月は、やっぱり苦手だ。気持ちが上向かない。
2月になって、厳しい寒さの中にも風のにおいが少しずつ変化して春を予感できたら、やる気も出てくるだろう。

今年の目標を真面目に考えたら押しつぶされてしまいそうなので、どうでもいい目標を……

HEATHに触りたい!!

……これは目標じゃなくて、ただの願望だな。

さて、1月の出来事で心に残っていることを。

◆「ディタ=ライチ」じゃない
私はディタが好きだ(と言っても、そんなにしょっちゅう飲むわけじゃないけど)。
ディタというものを知って15年くらい経つけれど、これまでずっと「ディタ=ライチリキュール」だと思っていた。
ところが、厳密に言うとディタというのはライチリキュールの商品名を指すわけじゃなくて、ブランド名らしい。
友達と新年会でバーに行ったとき、メニューにディタが書いてなかったので、あるか聞くすると、マスターが「ありますよ……えっと、ライチでいいですか?」と確認した。
ディタといえばライチに決まっているのになぜ確認するのかと、私が怪訝な顔をしていたのだろう、マスターはこう教えてくれた。
ディタはライチしかないと思っている人が多いけれど、実はそうじゃない。ディタが最初に出したのがライチリキュールで、それがとても売れたから「ディタ=ライチ」というイメージになったけれど、そのあとディタはスターフルーツとグァバも出したのだ、と。
これはちょっとした衝撃だった。
長年疑いもしなかったことが、実は事実と違っていたなんて。
当たり前なんだけれど、世の中にはまだまだ知らないことが星の数ほどあるなあ。
ちなみに、この日はせっかくなので、ライチではなくグァバリキュールをソーダで割ったものを飲んだけれど、私はやっぱりライチの方が好きだった。
もし、あのバーにまた行く機会があったら、「ディタのライチをグレープフルーツで」と注文しよう。あ、ライチアップルも好きだなあ。

◆プラネタリウムコンサート
先週土曜日は、友達の誘いで「プラネタリウムコンサート」というイベントに行った。
その名の通り、プラネタリウムを見ながら音楽を聴くというもの。
ヴォーカルが男女1名ずつ、他にピアノとドラム。
男性ヴォーカルは元劇団四季だそうで、さすが、太くてよく通る声だった。
このグループは、主に難病の子供たちのために病院を回ってコンサートおこなっているのだそう。
プラネタリウムは空気で膨らませたドームの中。
ドームがそれほど大きくないので、お客さんは15名ほどだった。
自分の星座の位置を確認したり、「この銀河には太陽のような恒星がたくさんあって、私たちが住んでいる銀河以外にも宇宙には銀河がたくさんあって……」なんて話を聞いたりして、何だか心がちょっと澄んだ気がした。
コンサート最後の曲が思いがけずミスチルの曲で、ノリノリになったりも。

さて、今の自分の日常生活はちょいと緩んでいて、いかがなものかと思わなくもないけれど、これまで自分が節目節目に決めてきたことは後悔していないから、これからも焦らずに目の前のことを一つ一つやっていくしかないなあ。

2月の自分も、人生を諦めませんように。


桜井弓月 |TwitterFacebook


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