月に舞う桜

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2016年09月12日(月) 支えられた証、頑張った証

退職するとき、事業所の皆から「ねこずかん」をもらった。
猫の図鑑、ではない。猫のイラスト入りの印鑑である。
イラストは35種類もあり、猫の顔のアップや伸びをしている姿、ひなたぼっこ、3匹が顔を寄せ合っているものなど、どれもこれもかわいくて猫好きにはたまらない。
印鑑なので当然名前が入っていて写真は載せられないので、代わりにサイトを。

これ↓
http://www.rakuten.ne.jp/gold/hankos/nekozukan/

私がもらったのは2番のイラストだった。
在職中にこの「ねこずかん」をネットで見つけて、猫好きスタッフと「かわいい!欲しい!」と盛り上がった。
本気で買おうか考えたが、何となく機会を逸してしまい、最初に盛り上がった以降は職場でも特に話題にしなかった。同僚たちは、もし私が買っていたらそのことを話すはず……と考え、買っていないと踏んで送別の品に選んでくれたらしい。
もらったとき「いま見てみて」と促されて包みを開け、「わっ、ねこずかん!」と狂喜乱舞であった。
物自体も嬉しいけれど、私が欲しそうにしていたのを覚えていてくれて、私の日ごろの様子からまだ買っていないだろうと推測してくれた皆の気持ちがありがたかった。

この印鑑、イラスト入りとは言え、銀行印や宅配便の受領印としても使うことができる(まだ一部の金融機関、宅配会社のみらしいけれど)。
銀行印にするのは正直まだためらいがあるけれど、とりあえずクロネコヤマトが来たら押したいよねえ。
ちなみに、印鑑の種類は他に「いぬずかん」「うさぎずかん」「とりずかん」「小動物ずかん」があるようだ。

退職のときは「ねこずかん」に加え、寄せ書きももらった。ネットで探したのであろう思い思いのきれいなメッセージカードにひとりひとりが書いてくれて、色紙に貼ってある。
一緒に働いた仲間の思いが詰まった色紙だ。これも「ねこずかん」と甲乙つけがたいくらい嬉しかった。
しばらく部屋に飾っておこうかとも思ったけれど、汚れると嫌なので、二重に袋に入れてしまってある。

「ねこずかん」と色紙。
この二つは、皆に温かく注意を払ってもらい、支えてもらった証だ。そして、私が頑張ってきた証。


桜井弓月 |TwitterFacebook


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