月に舞う桜
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2011年07月24日(日) |
さかのぼって、日々の証を<2> |
以前はここの日記を先に書いて、それをmixiに転載していたんだけど、いつの頃からか、mixiで先に書いたものをこちらへ転載している。 最近では、ここへの転載が面倒になりつつある。転載を忘れて、翌日に慌てて行うことも、ある。 このエンピツ日記やサイトも私にとって重要な「場所」なんだけど、だんだん影が薄くなってきて、mixiの比重が大きくなっている。
さて……。
■7月2日(土) 産業カウンセラー資格更新研修
産業カウンセラーは5年ごとの資格更新制度を設けていて、5年の間に数々の講習に参加して規定のポイントを取得しないと資格を更新できない。 私は来年4月が資格更新なのだけど、まだポイントが足りないので、救済研修(これに1回参加するだけで、ずいぶんポイントが稼げる!)に行ってきた。
講師が、自分の経験をたくさん語ってくれた。 カウンセラーになる上での原体験、人との出会い、自分の指針となった言葉、自分が乗り越えてきたこと、経験から生まれた想いの数々……etc. とても穏やかな口調で、語りかけてくれた。
大変な道のりを越えてこられたようだ。 だけど私は、その経験や苦労そのものではなく、そこから先生が本当に多くの大切なことを学んで自分のものにしてこられたことに、感銘を受けた。
何を経験するかは、人生においてもちろん重要だ。 けれど、もっと大事なことは、経験をどう生かし、そこから何を学ぶか、なのだと思う。 もし私が今回の先生と同じような経験を得たとしても、先生と同じように、出会った一つ一つの言葉を大切にし、経験のすべてを自分の糧とし、多くをきちんと学びとることができるだろうか。
人は、何を経験しても、その気がなければ身にならない。 自分が意識を高く持たなければ、どんな経験も「些細な出来事」として流れて行ってしまう。
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