月に舞う桜

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2008年09月05日(金) EARTH SPIRIT(3)

TOSHI with T-EARTH ZEPP TOUR 2008 SUMMER EARTH SPIRIT
ZEPP東京公演1日目(9月3日)
の続き。

TOSHIに促されてみんなが座ったところで、TOSHI HEALING名義の「BEAUTIFUL WORLD」をピアノ弾き語りで披露。TOSHIがピアノ弾いてるところ、初めて見た。ピアノを弾くのは、YOSHIKIの役目だから。ピアノに隠れてTOSHIの手元が見えなかったのが、残念だ。
続いて、TOSHIがメンバーを一人ずつ呼んだ。が、真矢がなかなか出てこない。
TOSHI「真矢は? 真矢は何やってんの?」
すると、RUCAがTOSHIに何やら耳打ち。TOSHIは「あぁ」と納得したように頷いた。
TOSHI「なんか大人の事情があるみたいです」
客席「えー、なになに?」
TOSHI「大人の事情があるんだよ」
……答えになってねーよ。
そうこうしていると、やっと真矢が登場。

全員で、これまたTOSHI HEALING名義の「世紀 JIDAI」。最初はTOSHI独りだったんだけど、JUNがハモリたいと言うので大阪公演からは全員でやることになったらしい。TOSHIいわく、「JUNは歌が上手いんだよね」と。
TOSHIの両脇で、JUNとTOYAが椅子に腰掛けてギターを弾く。TOSHIはピアノだけど、三人で並んで座っている感じが、「青い夜・白い夜」のHIDE、PATAとの「ギター三人衆」を思い出させた。
曲の最後、「ラララ〜」の部分を会場が一体となって歌った。これが、延々と続く。何度繰り返しても終わらない。まさにENDLESS RAIN状態だ。TOSHIくん、私たちに延々と歌わせるのが好きだなあ。

TOSHIが片手をゆっくり大きく左右に振るので、客席もそれに倣う。
しばらくそうしていると、
TOSHI「チョキでもいいんだぜ」
と言って、自分の手をチョキにして振る。戸惑いの空気が流れつつも、みんな何となくチョキになる。
さらに調子に乗って、
TOSHI「フレミングの法則でもいいんだぜ」
と、フレミングの法則をして見せる。さらに微妙な空気。フレミングの法則って、あんた……。いろいろ考えるなあ。お茶目なTOSHIくん、大好きよ。
場が和みモードになって、客席が立つタイミングを失っているところへ、
TOSHI「立ってもいいんだぜ!」
と言って、気合入れモード。
TOSHI「今日はおとなしいじゃねえか。恥ずかしがってないで、遠慮するな」
その一言で、「ラララ〜」が一気に大きくなる。
TOSHI「腹から声出せ!」
いい加減疲れてきたけれど、頑張って腹から声を出して「ラララ〜」と叫ぶ。
TOSHIがキーを変えてハモるから、その音につられて上手く歌えない。あぁ、私も歌が上手くなりたいなあ。
何回繰り返しただろう。TOSHIが真矢に合図して、ENDLESSな「ラララ〜」がようやく終わった。

「EARTH IN THE DARK」はTOSHI with T-EARTHのアルバムに収録されている英語バージョンではなく、原曲の日本語バージョンだった。5月末にパシフィコ横浜で聴いたときより、ぐっと来るものがあった。
そのあと、TOSHIが「メンバー紹介しようかな」と言って、一人ずつ担当パートと名前を叫んだ。Xのときみたいに曲中での急ぎ足のメンバー紹介じゃなく、ひとりひとりパフォーマンスして見せ場を作れる時間が与えられていた。TOSHIの、若手への気遣いなのだろうと思った。
JUNは、「天空の城ラピュタ」でパズーがトランペットで吹いた曲を演奏、もう1曲も聞いたことがあるのだけど、何の曲だか思い出せない。

「ラストナンバーいくぜ!」と言うことで、「FEEL YOUR LOVE」。
アルバムを聴いていても歌詞はあまり覚えていなかったのに、曲が始まると自然に口ずさんでいた。知らないうちに、体に染み込んでいたらしい。
この曲が終わると、メンバーは退場。
すぐにアンコールの声が上がる。が、通常の「アンコール! アンコール!」ではなく、「T-EARTH! T-EARTH!」という掛け声。こんな決まり事ができていたなんて、知らなかった。

(まだ続く)


桜井弓月 |TwitterFacebook


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