月に舞う桜
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| 2007年09月03日(月) |
私は今日も生きている |
数日前、右手の人差し指を擦りむいた。 当初、そこは赤くなっていて、指を普通に動かすだけなら何ともなかったけれど、押さえると少しヒリヒリした。日が経つにつれて、その痛みもなくなり、赤いところは茶色く変化していった。 そして昨日、新しい皮膚が茶色い部分を覆い始めていることに気付いた。 そこまでくると、あとははやい。治り方がどんどん加速していく。 昨日から今朝より、今日の朝から夜にかけての方が治りが大きい。今朝と比べて茶色い部分はぐっと小さくなり、新しい皮膚が猛スピードでできているのが目に見えて分かるのだ。
私は、こういう小さな傷が治る過程を見ると、生命力を感じる。単純に、「やっぱり体ってすごい」と感心してしまう。何という、素朴な驚異と不思議だろう。 時間とともに傷は癒え、皮膚は再生されるのだ。私の体は、日々作られている。 破壊と再生。それが生きること。
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