月に舞う桜
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道を歩いていると、若いツバメに声を掛けられた。
……と書くと、ひと夏のアバンチュールの予感がしますが、若いにもほどがあって、声を掛けてきたのはお子様であります。すなわち、「男性」ではなく「男の子」。 しかも、声を掛けられたと言っても、ただの挨拶なんですが。
先週の木曜日か金曜日の仕事帰り、中学生くらいの男の子がすれ違いざまに「こんにちは」と言いました。 辺りには私しかいなかったし目が合ったので、おそらく私への挨拶だろうと思います。 が、どこの誰だか分からない……。 一応「こんにちは」と笑みを返しつつ、私の頭の中は「あなた、誰?」の?マークでいっぱい。
昨日は、仕事帰りに家の近くで、自転車に乗った小学校3年生くらいの男の子が勢いよく私を追い越して行ったのですが、追い越しざまに「こんにちは!」と。 明らかに私に挨拶しているのですが、やはりどこの誰だか分からない……。
家に帰り着いて母に話してみたのですが、
母「○○さんちの××くんじゃない?」 私「うーん、でも年が違うような……」
という感じで、誰だったのか判明せず。
私は車椅子に乗っていて目立つので、近所では私のことを覚えていて挨拶してくれる人が結構いるのですが、失礼ながら私は相手を知らないということが多々あります。 中年の女性だと、あとで母に聞けば誰だか分かる場合もあるのですけどね。
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