もっと若くてもっと無知だった頃に、戻りたいと思ってしまった。もっと若くてもっと無知だった頃は、もっと生き辛かったのに。それを忘れたわけじゃないのに。これと言った理由があるわけじゃなく、ただ、夕陽を見ていたら。
© 2005 Sakurai Yuzuki