月に舞う桜
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2007年04月14日(土) |
暑いくらいのこんな日 |
朝、ベランダに出た母が「外は暑いよ」と言った。いくらなんでも暑いってことはないだろうと思っていたけれど、美容院に行こうと外に出ると、暖かいを通り越して本当にちょっと暑かった。
美容院で少しだけ髪を切ったあと、近くの本屋に行った。 文庫になるのを待っていた小説を何冊か並んでいたので、衝動買いをした。『源氏物語』を最初から最後まできちんと読みたいなぁと思っていたところに、瀬戸内寂聴訳の文庫本が出ていた。まさに、渡りに船。贅沢を言えば、ページの下に原文が付いていると良いんだけれどな。 それにしても、東野圭吾『幻夜』の分厚さには驚く。 あとは、吉本ばなな『ひな菊の人生』、三崎亜記『となり町戦争』、それから、ずっと前に日記にも書いたことのある気がする山崎ナオコーラの『人のセックスを笑うな』。 先日の日記に書いた天童荒太『包帯クラブ』は、事前に出版社を確認していなかったせいもあって見つけられず。これは今度アマゾンで買おうと思う。 買って来た小説を本棚に並べると、未読本が悠に10冊はある。消化しないうちに新しい本を買ってどうするんだか。
ところで、最近近所にマンションができた。どこかに出掛けるときには必ず前を通るので、その様子を建築中からずっと、見るともなしに見てきた。入居者が少しずつ増えているようで、今日はマンションの前に引越し屋の大きなトラックが停まっていた。 そう言えば、同僚の家に遊びに行ったことは先日の日記に書いたけれど、そのとき同僚たちが住んでいるそれぞれのマンションの名前を聞いた。みんな横文字のカッコイイ名前で、私だけが「○○団地」(○○のところは漢字)というどうにもならない建物名。私もカタカナのマンションに住みたいなぁ、と思ったのだった。 ちなみに、上記の新しいマンションの名称は「カタカナ+最寄の駅名」だ。駅名がダサいので、そんなに羨ましくもないけれど。
4月はどんどん暖かくなって、花がたくさん咲き、若葉の黄緑もきれいだ。植物も動物も、ぐんぐん成長する。新年度になるのは、日本の場合はやっぱり4月がぴったりなのだ。 美容院と本屋からの帰り道、そんなことを思った。
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