月に舞う桜
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2005年12月19日(月) |
書くより読みたいんです |
試験が終わったので、年賀状作成に取り掛かる。 枚数が少ないので、宛名と裏面の絵柄の印刷は完了した。 あとは一枚一枚メッセージを書いていけばいい。 絵柄は毎年、友人用と目上の方用の2パターン作っているのだけれど、今年はネットの素材集で「これ使いたい!」と思うものをたくさん見つけてしまって、どれも捨てがたいので結局数パターン作ってしまった。 その中の一つは、墨のような味わいで描かれた梅の枝が「戌」という字を成していて、周りに淡いピンクの梅の花があしらわれている。 その絵柄もあいさつ文の書体も清楚でとても美しいので、かなり気に入っているのだけれど、一つだけ難点がある。 構図的に、どう見ても縦書き用なんである。メッセージを横書きにすると、たぶんおかしいんである。 実を言うと、私は縦書きが苦手だ。 もともと字がうまい方ではないにしても横書きなら何とかなるが、縦書きとなると絶対に真っ直ぐには書けないのだ。 あの上品な絵柄を私の子どもじみた字で汚してしまうのかと思うと、いたたまれない。 いたたまれないのをいいことに、メッセージ書きは後回しにされて、無機質なままの年賀状が待ちぼうけを食らう羽目になる。 せっかく早めに印刷を終えたのに、筆不精ゆえ、今年も投函はギリギリになると思われ……。
年賀状を放っておいて何をしているかと言うと、その一つは「暇ができたときのお約束、アマゾンで買い溜め注文」だ。 本屋は好きだ。何時間でも無駄にうろうろしていられる。 しかし「無駄にうろうろ」はしょっちゅうできることではないので、買いたい本が数冊決まっているときはアマゾンで買っている。 特に、ほしいハードカバーが2冊以上あるときは重い思いをしなくて済むのでありがたい。 アマゾンで買い物をしたことのある人ならお分かりかと思うが、本をカートに入れると「この本を買った人は、こういう本も買っていますよ」というリストが出てくる。 同一作者の本だったり、同じようなジャンルの本が出てくることが多いので、ついつい「これも買っておくか」となってしまう。 で、今日は先日この日記でも紹介した俵万智さんの『プーさんの鼻』をカートに入れた結果、上記のリストのせいで『チョコレート革命』にまで手が出てしまった。 まんまとアマゾンの策略にはまる私……。 家に『サラダ記念日』はあるが『チョコレート革命』はない。けれども、もしかすると数年前に図書館かどこかで借りて読んだことがあるかもしれない。 ま、いっか。 それから、映画『あらしのよるに』の絵のかわいさに惹かれたのがきっかけで原作を読みたいなと思っていたので、探す。 (ちなみに映画は見ていない。たぶん映画館では観ないと思う。) そうしたら、原作って6冊+番外編もあるのね! しかも、原作はあんなアニメアニメした絵じゃないのね! し、知らなかった……。 迷った挙句、絵に惚れたのが始まりだったのでとりあえず『アニメ絵本 あらしのよるに』を買ってみることにした。 あとは、衛澤さんが「読むべき」と言っていた浦沢直樹の『PULTO』をとうとう1、2巻とも買ってしまった。 1巻だけは特別版を購入。高いので(通常版の3.5倍!)泣きそうになったが……。 本が届くのが楽しみだ。どれから読もう。
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