夏なのに私の心は寒い。
氷のように冷たい思いが、私の心臓をギュッとつかんだ。
未央 「平岡君の殿様、ついに舐めたよ。」
ちょっとあなた、いきなり何言ってんの?
ここが何処だか分ってんの?
ここは、平岡君の家じゃんよ。
他にもいっぱい日本人がいるって事分かってんの?
中国語か韓国語で話すべきじゃないの?(話せないけど)
あみ 「舐めた場所って、殿様の先っちょ?それとも裏側?」
未央 「うーんと、一回りしたから一応全部かなぁ〜。」
あみ 「じゃ、もうやっちゃったの?」
未央 「ちょっとやめてよぉ〜!いくら何でもまだ、そんな勇気ないよ。」
あみ 「だって、平岡君の殿様を一回りして全部舐めたんでしょ?
凄い勇気だと思うけど。」
未央 「それほどでもないよ。」
あみ 「じゃ、あとはチョメチョメするだけじゃん。」
未央 「あみさ、ホントいい加減にしてよぉ〜!私は、平岡君の殿様を一回り舐めただけじゃん。
まだ乙女なんだから、そんな世にも汚らわしい妄想はしないでよぉ。」
あみ 「んじゃ、基本的な順序を踏んでないって事?」
未央 「うん。」 キッパリ。
あみ 「んじゃ、キスとか抱擁なしでいきなり殿様を一回り舐めたって事?」
未央 「うん。当たり。」
ぴゅ〜〜!!!
まぁ〜驚いた。
人は誰しも隠し技を持っている事は知っていたが、まさか未央がそんな隠し技を持っていた
なんて、ホント人は見かけによらないものね。
あみ 「ところで、平岡君の殿様から白いエキスみたいなの出たの確認した?
あれ、臭いらしいね?」
未央 「そーなの? 分からなかったけど。」
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