永遠の半神...楢原笙子

 

 

狂想#1 - 2005年10月09日(日)



カレシの優しさに涙を流しても、
わたしは相変わらずだった。
そういうチャンスがあると、
自動的に別のスイッチが入ってしまうみたいだった。


マスターはあの後また、遅番で上がるわたしを、
お店の奥の部屋で貫いた。
そこは細いロッカーが三つと、
一人用の小さな机と椅子だけでいっぱいの狭い場所だった。
上着を着ようとしているわたしに、
おつかれさまと声を掛け、
椅子に座って身支度を眺めていた。

お店の中で、わたしを見る視線を痛いほど感じてたから、
わざとゆっくり袖を通して、
ツンと尖ったおっぱいを見せ付けてあげた。
そして帰ろうとすると、
マスターは座ったまま椅子をいっぱいに後ろへ引いた。
机との狭い隙間を通れというのだった。

マスターの膝をまたぐように片足を入れたとき、
腰をぐっと掴んでわたしを引き寄せた。

この間の舞ちゃん、可愛かったよ

そう言って、祈るように
わたしのスカートに顔を押し付けた。
手はお尻のかたちを確かめるように動いた。






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