永遠の半神...楢原笙子

 

 

赦し#4 - 2005年08月25日(木)

ホテルの暗い部屋の空気に晒され、
剥き出しのそこはひんやりと心もとなく、
満たしてくれるものを求めて、ひくひくと蠢いていた。

彼の手がわたしの手を掴み、導かれた先に、求めていたものがあった。
それはビクンと跳ね、怖い位に硬さを増した。
驚いて引こうとすると、強い力で戻され、また握らされた。
彼の手に誘導されたまま、
それはわたしの濡れた場所に押し付けられ、亀裂に添って上下した。
(くちゅ・・・ぐちゅっ)
剥き出しのふたつのものが立てるいやらしい音。
自分のとは別の肉のなまなましい温かさに、
わたしは再び熱さを取り戻し、
ほとんど気が狂いそうになった。

ああ・・は、はやく

(ぬちゅっ)
亀裂の深みの中へ彼のものが一気に突き立てられた。

あううっ

他に何も届かない、わたしの奥の奥。
そこへ向かって侵入する熱い肉の感覚。
そう、そうだった。これが欲しかった。
ずっとずっと待っていた。

もっと奥までそれを迎えたくて、淫らに足を開いた。
彼はわたしの膝を掴んでベッドに押し付け、
激しく抜き差しを始めた。
身体中の感覚がそこだけにどんどん集中していく。
甘痒いような快感の全てを味わい尽くそうと、
わたしのそこが膨らんでは縮み、彼の肉にぴったりと絡みつく。
絡みついたまま捉えて放さず、身体ごと持って行かれそうになる。

あんんっ・・あんっ

声がオクターブ高くなり、
身体は更に高みを求めてうねっていった。










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