永遠の半神...楢原笙子

 

 

赦し#2 - 2005年08月19日(金)

彼はわたしに同情しただけなのだと思う。
それでもよかった。
誰かに赦してもらうことが、こんなにも必要だった。


くちびるを重ねたまま、ベッドに倒れ込んだ。
彼の手がわたしの服の上から全身を確かめるように動き、
そのまま胸を柔らかく揉みしだいた。
ほとんど忘れかけていたその感触に、思わず声が漏れた。
彼の手が胸の突起を探り当てた。
ふいに下着ごと捲り上げられ、くちびるがそこに押し当てられた。

甘く優しく包まれ、舌で突起を転がされ、
その快感は痺れるように下半身に伝わった。
ぎゅっとちからが入る。
たぶんもうわたしはいっぱいに濡れてしまっている。

ああ・・・

その声を合図に、彼の手が下に伸びる。
胸から伝わった痺れを確認するように、全体を包み、大きく揉み、
指が円を描いてやがてゆっくりと上下する。

あっ

彼の指が敏感な部分を通る。

ここ?

彼が耳元で囁く。

再びくちびるを求めながら、彼の指は一点を刺激してきた。
片方の手で胸を強く掴まれ、急激な快感に我を忘れた。










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