中山大障害オフ

2002年12月21日(土)

黒ビールの入ったグラスを傾ける夜。なんだか切ない味がします。
ああ、そこの方。ちょいと聞いてくださいよ。


今日は実は、中山競馬場に行って来たんですわ。

Brise Verte主催
「中山大障害オフ」

中山大障害。4100mもの長距離を走るGIレース(編註:すごいレース)。名の通り障害競争(編註:とんだりはねたりする)なので荒れる(編註:人気最下位の馬が一位になったりする)レースなわけですが、さらに今日はあいにくの雨で重馬場(編註:地面の状態が悪い)。荒れに荒れる(編註:さっき言った)ことが予想されるわけです。

参加者は主催者かろさん、私、RTJ reverseのRinoさん。競馬予想コーナーをやってるかろさんはともかくとして、私とRinoさんは競馬初体験。ていうか、

船橋法典遠いなあ。(新宿からでさえ片道560円)

各人賭け金は1000円。ここで元がとれれば、夕食の焼き肉が一段と豪勢になるということもあり、三人ともかなりマジ。総武線での移動中、かろくんに馬券の種類を聞くRinoさんをよそに、ずっと競馬新聞をにらんでいた初心者の男もいたそうです。(誰だろね?)
結局、私は馬連3-12、4-12、6-12、10-12を100円ずつ、3-4と3-6をワイドで300円ずつ。
ちなみに10-12とかきたら100円が43200円になります。ええと、タイムマシンはどこ。
Rinoさんは単勝で4に1000円の一本のみ。男らしい。(女らしい?)
かろさんは… なんかボックスたくさん買ってて覚えられませんでした。おーい。

さて、雪になってもおかしくないような猛烈な寒さの中、レースはスタート。目の前の障害で騎手が落ちたりして、なんとも興奮。かろくんはどうやら賭けてた馬だったらしく、別の意味で興奮。

途中、4番が一着でRinoさん大騒ぎなんてこともあったんですが。

結局、6-10-4で全員はずれ。って10番来たのかよ。
絶対来ないだろうなーとか思ってたのに。競馬ってわかんないスね。

その後新宿で私の防寒着のお買い物。ようやく買えた。かろくんをからかいながらRinoさんの地元に移動、牛角でささやかなお食事会が開かれたわけです。中落ちカルビ(一皿390円)メイン。あぁ、あそこで12が来てれば、このお皿には厚切り牛タンがのってただろうに。(一皿780円)。

で。

Rinoさんちに帰還、お酒も買い込んだしさあ飲むか!というところで。

「なに言ってんの。『地図〜』の更新でしょ」

こういうときに限って俺の番か。

「終わるまでお酒飲まないで待っててあげるから」

は、はい。(グスン)それじゃ書きますか… ってなに早々に酒飲んでるんですか。

「遅いし」
「大丈夫だよー待っててあげるからー」

…(ぶつぶつ)。えーとアカリが… あのうRinoさん、ここなんだけどってなに横になってるんですか。

「んー終わったら言ってよ」
「俺ら寝てるわ。眠いし」

ひでえ。

「大丈夫だってまだ日本酒残ってるし」
「三人で熱燗飲もうや」

うう。ちゃんと起きてよ二人とも。はあ…(かたかた)
…(かたかた。かた。)終わった!
ほらほらお二人、書き上がりましたよ!終わった終わった!祝賀会だ!ワインと日本酒あけましょうや!

「…うーん…」
「…あの、りのさん?(つんつん)」
「…やだー…」
「…えと、かろさん?」
「…○×☆@?>*{▽〜=)●◇」
「…ああ、そうですよね…」

冷蔵庫から黒ビールをとりだして、グラスにそっとそそぎました。

いやあ、黒ビールって、切ない味がするもんですね。(ぐーすか寝てる二人を虚ろに見ながら)


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