自分がかわいそうになる。酒でひどい。耳鳴りも風邪も酒が原因だ。酒やめよう。酒害がひどい。夜眠れないし、耳鳴りがひどい。思考力も判断力もおかしくなっている。脳がダメージを受けている。酒が悪いとようやく気付いた。自分は適量がわからない。自分に害が及んでいるのに、わからない。盲愛だ。自分はもうやばいところに来ている。今日食博に行ってみて思った。もう何もできない。世の中から疎外されている。ビールがすこぶるまずかった。もうだめだ。もう酒やめろということだ。家族もいない。友達もいない。相談できる相手もいない。仕事もできない。病気は治らない。いよいよやばくなってきた。どうしたらいいのかわからない。会社の上司もおかしいし、信頼できる人間がいない。カウンセラーだってよくわからない。信じられなくなってきた。わずかな金だけでつながっている仲だ。連絡先も知らない50分だけの関係だ。自分に優しくしよう。自分に優しくすることは善の第一歩だ。自分に優しくできて初めて人に優しくできるようになる。お金のある人間だけが人に恵んであげられる。自分に優しくしよう。周りの人間は万事うまくやっていて、羨ましい。自分は仕事もプライベートも社会から一切疎外されている。プライベートで何とか救いを求めようとおかしな人間にすり寄ったら傷をこうむった。こんな思いに耐えてまで付き合うような相手じゃないことは明白だ。スナックのママだって付き合うような相手じゃない。心底孤独だ。心底無力だ。酒にももう頼れない。酒害がひどすぎる。信じすぎれば裏切られる。ゲーテは裏切らないだろうか。皆私を無視する。会社でも世間でも。電車に乗っていても、行楽地に行っても雑踏を歩いていてもあいつは変だと無視される。事実変だ。だからそういう扱いをされても文句は言えない。
でも気づけてよかった。世間と自分の間にある懸隔を気づけてよかった。自分が正しくて世間がおかしいと思わなくなってよかった。自分の方がおかしいんだ。でも差別されることが当然だとは思わない。自分に悪いことばかりしてきた。自分に優しくしよう。悪を善に切り替えよう。まずは自分に優しくしよう。もう自分は行きつくところまで行った。自分でも自分を見離しそうになる。とうとう体調までおかしくなってきた。酒も飲めないくらい調子が悪い。間違った道を突き進んできた報いだ。でも自分が悪いわけじゃない。病気のせいだ。まず病気を治そう。病気さえなければ自分はいいやつだ。誰かの少しの助けがあれば生きてはいける。多くは望まない。富も権力も名声も関係ない。ひっそりと身の回りの幸せで満足して生きていく。誰かに傷つけられそうなときは必死で守る。自分を守るためならなんだってする。当たり前の話だ。
大きな問題はない。女なんてたわいのない生き物だ。脱力するくらい馬鹿だし。無力だし。女相手に怒ったり喧嘩したりなんて気違いじみている。よって問題は存在しない。あいつだって、なんら争う相手じゃない。見るからに哀れなやつだ。誰にも相手にされない。子分にしようと思ったら偉そうにされて気分を害しただけだ。もう付き合わない。腹に据えかねた。よって問題は存在しない。私は問題のないところに問題を作り出す。私はもうすべてのことを経験しつくした。人の世の苦しみはあらかた嘗め尽くした。よって人の痛みも十分わかる。これからはその経験を活かして人に優しくしよう。大概のことは対処できる。大概のことはわかる。よって問題はない。問題を妄想が勝手に作り出してそれにおびえて生きられなくなっている。仕事もできなくなっている。問題を作り出すのは止めよう。
商店の店員だけが親切にしてくれる。その小さな親切が心にしみる。私は変わりつつあるんだ。
自分は大概のことはわかる。大概のことはできる。自信を持って世の中を渡っていけばいいのだ。問題を自ら作り出して自縄自縛になっていけない。
自分いじめはやめよう。自分の不幸を願うのはやめよう。幸せになりたい。自分の利益を守るために全力を尽くそう。
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