暴かれた真光日本語版
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2004年01月24日(土) |
063 publicationsinJapan |
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「護られた街−カルトは防げる撃退できる」 (2002.6.25初版発行 ISBN4-9980905-1-8)
(日記による紹介文)
http://www2.diary.ne.jp/user/140664/ 2003/07/04 (金) 備忘録−「護られた街−カルトは防げる撃退できる」
>護られた街-カルトは防げる撃退できる >仏教カルト研究所発行 1500円 >著者 護られた街編集委員会 >山根二郎、浅見定雄、奥田穣児
カルト問題につき、大変に参考になる本です。 神慈秀明会の進出に対し、長野県松本市の住民らがした闘いの記録 −−−この団体はトラブル多く、何とか来させないようにしたいというのは良く分かるが、周囲に公害のような具体的な被害を与えていると証明することは困難なので、法的になかなかできないとされてきた−−− うーん、何度もの住民大会、申立人を多数にした調停での様子、その上で断念をさせた戦い。
「信じない自由」「布教されない自由」、その自由は勿論あって、より強く強調させるべきだが、権利として相手の何を制約するまでできるか、判決などとなれば難しいところあり。 だからと言って、諦めてはなんらないことを示す、と思う。
参考にしましょう。類似の事件のときに紹介できるほとんど唯一の本。 −−−−−−−−−−−−−−−−−
(読後の感想)
山根二郎弁護士の論文(「非宗教的人格権」の確立に向かって)の迫力に圧倒されたり、浅見定雄氏の文(許せない神慈秀明会の教え)にうなづいてみたりだ。
神慈秀明会は世界救世教から分かれたので、当然教義に真光との類似部分が多い。浅見氏によって学問の面から見てひどいと指摘される部分、恐ろしい教えと言われる部分は真光の教義とも重なるところがある。
巻末資料 「カルトの被害から身を守るために」もコンパクト(2ページ)にまとまっている。お馴染みのフランス議会セクト調査委員会報告書 の一部も出ている。 (海外のHPはこちらhttp://www.cftf.com/french/Les_Sectes_en_France/cults.html#ici)
松本市の住民は、違法でない限り神慈秀明会が嫌がる事はなんでもやったそうで、そのひとつにステッカー作戦があったそうだ。そこを抜き出す。108ページより。 <抜粋>
ステッカー作戦については、夜の個別訪問のところで述べたが、もう少し詳しく述べておく必要がある。最初に作られたのは「神慈秀明会個別訪問お断り」というものだった。だが、学習によって自分たちの理解がすすむと次々に新バージョンを誕生させていった。さらに、隣接する横田二丁目に同じ手かざし系の崇教真光がくるという計画が持ち上がる と即座にそれも取り入れたステッカーを配布した。これは、住民運動などはじめてで、正面切っては物を言いにくいというおとなしい人でも意思表示できることがいいのだ。
地域全体が同じ意思を示すことによって更なる効果が発揮される。神慈秀明会が、一部の人間に踊らされた住民運動と誹謗しながら、その後は、住民との接触を自ら避けるようになり、現場に派遣していた信者による草刈り清掃も、いつか中止されていったのも、このステッカーや取り巻く看板のカルト糾弾のアピールが、信者に動揺を与えることを恐れたのではないかと見られている。
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「神道事典」 國學院大學日本文化研究所編集 弘文堂H6年初版
編集委員 井上順孝 (國學院大學日本文化研究所教授) 岡田荘司 (國學院大學文学部教授) 阪本是丸 (國學院大學文学部教授) 椙山林継 (國學院大學日本文化研究所教授) 高塩 博 (國學院大學日本文化研究所教授)
岐阜県内公立図書館:県立、岐阜市立、武儀町立、白鳥町立、池田町立 http://webcat.nii.ac.jp/cgi-bin/shsproc?id=BN10920215 http://webcat.nii.ac.jp/cgi-bin/shsproc?id=BA41363654
P475<世界真光文明教団> 大本および世界救世教系の新宗教。創始者は岡田光玉(一九〇一〜七四、本名は良一)で、初代教え主あるいは救い主と称される。 世界救世教の支部長をしていた光玉は、昭和三十四年(一九五九)、五日間の人事不省から覚めると 「天の時到れるなり。起て、光玉と名のれ。手をかざせ。厳しき世となるべし」との神示を受け、L・H陽光子友乃会を設立して活動を開始、翌年宗教法人となった。 昭和三十七年には「本年は火の洗礼の第一年なり」との神示を受け、会を世界真光文明教団と改称。
神示はたびたび与えられたが、神示集『御聖言』は次のようにまとめられる。人類は今、物質文明から霊主文明への転換という神の経綸の大転換期に遭遇している。 しかし我欲の虜になった人類はそれに気づかないため、神はこの世を浄化しようとして、それが天変地異となって現れている。しかし神は最後に最大の救いの道を人類に示した。 それが真光の業である。岡田光玉の使命は、手かざしにょる真光の業によって、人類の魂を浄め、霊魂の実在、神の実在を人々に知らせ、 来たるべき「火の洗礼の大峠」を乗り越えて真文明の世まで生き延びる「タネビト」を準備することである。 このような終末論的な教えと真光の業の実践が活動の中心となっている。 昭和四十九年に岡田光玉が死去すると、後継をめぐって関口栄(一九〇九〜)と岡田恵珠(一九二九〜)との間に訴訟が起こる。 裁判所は関口栄に継承権を認め、同人が第二代の教え主となった(一方の岡田恵珠はあらたに崇教真光を起こして分派独立)。 昭和六十二年、伊豆半島中央の高原に主神の座である主座世界総本山主晃一大神宮が建立された。 【本部】静岡県田方郡中伊豆町大字冷川大幡野1524-4 【公称信者数】約九万八千人〔文〕 (津城寛文)
<注> ”新宗教事典(弘文堂)475頁”と誤った書込がみられますが、”神道事典(弘文堂)475頁”が正しいです。文献調査時のミスと思われる。
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