暴かれた真光日本語版
DiaryINDEXpastwill


2003年12月26日(金) 045 publicationsinMahikari

--------------------------------------------------------------------------------

真光問答における「脳死」の見解、および逮捕された政治家とのつながり

<真光問答> (○○真光:平成11年1月改訂新版)


質問49:臓器移植・脳死についてどう考えますか?

 人は息がなくなり、脈がなくなり、心臓が停止した時、初めて「死」と認識されるものです。しかし、心臓がとまり死を迎えた人でも、原則として約二十四時間は埋葬することは好ましくありません。それは、昔から希にありますが、亡くなったはずの人が生き返る例があるからです。

 人間の身体は肉体細胞だけでできているのではなく、肉体細胞(肉体)の奥には幽細胞(幽体)がり、さらにその奥には霊細胞(霊体)がります。心霊科学的に言えば、「人の死」は、肉体細胞から幽体・霊体が抜け出た状態を言うのであって、幽体・霊体は生きているのです。そして希に、肉体を離れた幽体・霊体が戻る場合があり、それを死者の甦りと言っております。

 もし、脳死が人の死と認められ、脳機能停止と同時に、無制限に臓器移植が行われるようになると、脳死の後、万が一再び生き返っていたかもしれない人は、いったいどうなるんでしょう?帰るところがなく、本当の死に追い込まれてしまうのではないでしょうか?

 現在のところ、まだ脳死の認定は臓器提供者に限られているので混乱を避けることができますが、もし、まだ生ある人(心臓が動いている人)を簡単に脳死と断定することが全ての国民に適用されるとしたら、臓器を失い死に至った霊魂の無念さはいかに大きいか計り知れないことでしょう。この世の不幸の原因となる霊障はますます激しいものとなり、人類はもっと苦しまなければならなくなります。

 臓器移植は、本人が承諾し家族が同意した場合、それを止めることはできませんしその人達の意思を尊重しなければいけません。

 しかし霊は、原則として死に至ったその時の状態を持ってあの世に行くのですから、臓器移植をすればどういうことになるか、考えればおわかりになると思います。

 人は、尊い生命をもった神の子です。決して単なる物質の塊ではありません。親が子を愛するように、私たち人間の究極の親であらせられる神様は、どんなに私たちのことを想って下さっているでしょう。またどんなご苦労をされて、人間をこの世にお創りになられたのでしょう。 私たちは、生命の尊さを今一度考え直さないといけないのではないのでしょうか?

<解説>

 「霊は、原則として死に至ったその時の状態を持ってあの世に行く」というのは大本教と真光に共通した考えだ。それゆえ、大本教は「心臓停止後の臓器移植は容認するが、脳死段階では認めない。」という考えで、公式HPで見解を公表している。一方、崇教真光は「提供者の同意があれば、脳死臓器移植を容認する。」という現実的な考えだ。

 死んだ時の状態を問題にするなら、人工妊娠中絶こそ議題にあげるべきだ。「日本人は胎児をモノと考えて、安易に中絶をしてしまう。その一方で外国へ脳死臓器移植を受けに来るのは理解できない。」という諸外国からの批判を真剣に受け止めるべきだ。臓器移植法に反対するなら、安易に中絶を認めている法律の方にも反対しないといけない。

 大本は、妊娠中絶を我が国が安易に法律で認めている点について、正面切って批判していない。なお真光は、水子は先祖の一人として供養すべきだ、と主張しており、水子だけを特別扱いはしない。

 なお、大本教のHPで「大本教義にみる」(出口教学委員長)を拝読してみた。文中に、「想念」の言葉はしばし出てくるが、「想念転換」の単語は一切出てこない。「想念転換」は岡田光玉師が新しく提唱したとみられる。

 「真光」誌平成9年12月号では、村上正邦議員が臓器移植法案の審議について堂々と述べている。それにしてもあきれてくる。悪徳議員とつながって脳死・臓器移植を批判するなど、想念的には一番最低である。「○○真光」誌平成14年2月号で、教団広報部は脳死・臓器移植の批判をしている。確かに、日本の現在の移植医療には問題点が多いが、悪徳議員の署名集めをしたことを全く反省せず、医学を批判するなどもってのほかである。
 

「真光」平成9年12月号 26-28頁
 お祝辞 み教えを心として 参議院 自由民主党幹事長 村上正邦


 教え主様、本日は御立教三十八周年真におめでとうございます。
 主の大御神様、救い主様の御守護、御加護、教え主様の御指導に心から感謝申し上げ、お祝い申し上げます。

 教え主様、先の国会では、夫婦別姓問題や臓器移植法のことで大変ご心配をお掛け致しました。御教示の通り、社会秩序の基本は家族でございます。教え主様は、「選択的夫婦別姓制度はわが国の家族のあり方を根本的に崩壊させ、やがては社会の崩壊、国家の解体にまで行き着くことになる」と反対されました。私どもは、御指示を体して各方面で夫婦別姓制度に反対する論陣をはり、自民党の党内議論で法務省が準備してきた法案は、国会に提出する前の段階で断念させることが出来ました。

 もう一つの臓器移植法でございますが、衆議院が可決し、参議院に送られてきた原案は「全ての脳死は、人の死」と定義付けるものでございました。教え主様始め心ある宗教界の多くの指導者の方々が、この法律に反対を表明されました。私ども参議院は、宗教界を始め各界各層の御提言を受けて慎重に論議を進め、臓器提供者に限って脳死を人の死と認めるという大幅な修正を行ったのでございます。これによって、人の死は心臓死と脳死の二つの死が存在することになりましたが、生命倫理の観点からも問題があり、また国民的合意も出来ていない脳死は人の死という考え方を、この法律で国民に強制するという大きな間違いだけはかろうじて避けることが出来ました。百パーセントご満足いただける内容ではございませんが、一方で、本人が承諾し家族も同意した場合には、臓器移植の道を拓いてあげなければならないという、現実的対応を求められる政治の場としては、ぎりぎりの選択でございました。

 七月度の月始祭の御教示で、教え主様は次のようにお示しになられました。「真に浅薄な法律的判断により、将来、”生命の尊厳”を歪めることのないよう切に為政者に対して望みたいと思います。」

 私は、このお言葉、「生命の尊厳とは何か」「人間は物質にあらず、肉体にあらず、脳髄細胞にあらず、神経細胞にあらず、人間は霊なり、生命なり、人間は神よりいでたる光なり」このことをしっかり踏まえて行くことこそ、生命の尊厳・生命の尊重の基本であるとサトらせて頂いたのであります。(以下省略)

<解説>

 平成9年8月に○○真光は各拠点において、村上正邦参議院議員を比例候補に推薦するための署名集め
をし、自民党本部に提出した。そして、村上議員は同年11月の○○真光秋季大祭に来賓として出席し、スピーチをおこなった。また藤波孝生衆議院議員の祝辞も平成9年12月号に掲載されている。

 やはり平成12年12月に崇教真光は各拠点において、小山孝雄参議院議員を比例候補に推薦するための署名集めをし、自民党本部に提出した。

 平成13年初めに両議員が逮捕されたが、○○真光は信徒に対しこの問題で全く謝罪しなかった。全く、この教団の幹部は何を考えているのか分からない。悪徳国会議員と十字に組んだことを、信徒にたいし「ス直」に「心の下座」でもって「お詫び」せよ!。陽光子の三大徳目が聞いてあきれる。(私も両議員に署名した)

 なお、○○真光発行の月刊誌名は、平成9年12月までは「真光」だったが、平成10年1月より「○○真光」に変更された。S界真光文明教団発行の「月刊真光」との混同を避けるためである。


「真光」(○○) 平成5年12月号
ご祝辞:「神組み手の愛と真の実践に感動」参議院議員 村上正邦


 今日の我が国は、正に神鍛えの場におかれていると思います。そしてまた私共が身を置く政治も、神の大いなる試練を頂いている時であると思います。

 この時にあたり、政治に携わる私共は心を空しくして神の声を聞かなければなりません。そして政治に必ずみ光が射すことを信じて下さり、御指導御教導賜っております教え主様はじめ、神組み手の皆様のお力を頂いて、この大いなる試練を乗り越えて我が国の発展の為に全力を尽くしてまいる決意を新たに致しております。

 尚、私事でございますが昨年の十二月、教え主様はじめ皆様の御指導御支援のお蔭をもちまして、労働大臣に就任させて頂き、この八月迄その職責を全うさせて頂きました。

 その間、この地上に生を受けた一人一人が、その天分を生かし一人の失業者もなく病む者もなく、乏しき者もなく、住む人悉く喜びに満ち充ちた地上天国を実現できるよう、政治の究極の目的を達成する為に、国務大臣の立場にあって微力を尽くさせて頂きました。

 教え主様にはこの四月、総理主催の観桜会においで頂いた折、労働大臣として国家国民の為に全力を尽くすよう御激励を頂きました。更に富田局長をはじめ、東京都内の幹部の皆様がわざわざ大臣室まで足をお運び頂き、激励して下さいました。どんなに勇気付けられたことでしょう。真に有難うございました。

 大臣在任中に、是非一度この高山に参りまして、世界総本山にお参りさせて頂きたいと存じておりましたが、ご承知の通りの事情で、それも叶わないままとなりましたが、ここに在任中に御守護賜りました、主の大御神様、救い主様に、そして教え主様に、厚く感謝御礼を申し上げます。

 今、全国各地の神組み手の皆様は、教え主様の御指導により、光の人となって人を救い、世を浄める為に身を挺しておられます。つい先日、私が身体に不調を来しました時に、東京都内の道場長をはじめ神組み手の皆様が議員宿舎に私を訪ねて下さり、お浄めをして下さいました。

 またお誘いを受け、私自身道場にお伺いしお浄めを賜りました。また、この大祭より帰りましても、五日には政界の再編に大きな影響力を持つ先輩の衆議院議員御夫妻共々にお浄めを頂く予定になっております。(部分抜粋)

<解説>

 自民党の参院比例代表選立候補予定者は、支持者名簿を党に提出しなければならない.崇教は、H9年8月に村上正邦を、H12年12月に小山孝雄を推薦し、署名を集めるよう拠点月並祭で信徒に指示している。H13年初め、両議員が逮捕されたのは記憶に新しい。○○真光はその事を信徒に一言も謝罪していない。

 崇教の信徒は機関誌の内容を熟読して理解する事が求められている.崇教の信徒に今度会ったら、村上正邦のことを問いただしてみよう。

 秋田県の○○真光幹部は、信徒に月刊誌を買わせて配布する活動を展開している.これが人救いになると信じているようだ。他の地域でも追随するうごきがある。村上正邦や小山孝雄を支援した事を反省しないのは、悪想念そのものであり、村上正邦の挨拶がのった書籍など配布するべきではない。

 また、H13年9月号では夫婦別姓を、H14年2月号では脳死臓器移植を批判しているが、こういった愚かなこともやめるべきだ。

Top



日記作者