暴かれた真光日本語版
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2003年11月29日(土) |
034 pseudoscience |
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数万年前に核戦争はあったのか?
岡田光玉氏の教えによれば、1万年ほど前に海底に沈んだアトランティス大陸とムー大陸の間には、原水爆を用いた核戦争があったという。
(崇教)「真光」誌 昭和60年7月号 六月度月始祭救い主様み教え (部分抜粋)
...結局、原因は恐るべき「集団霊障」である、アトランティス大陸文明とムー大陸文明は、嘗て、原水爆を使ってさえやったほどのものすごい大戦争をしたのですが、さらには、金星や他の遊星にいた霊と現界に肉体を持った人間界との闘争もあったのです。... 核戦争があったのなら、その痕跡が地球上のどこかに残っているのではないだろうか?
もし仮に、核戦争が過去(数万年前)にあったならば、現代科学はとっくに発見しているはずである。
原爆でできる特徴的な核種は自然界に存在する元素よりもやたら中性子が多い核種である。それらは放射性崩壊を起こして長い間には安定元素になるが、これが存在すると同位体比率は自然のものと全く異なってくる。したがって、過去に核兵器が使われたならば、地層の同位体比率を調べる研究ですぐに分かるはずである。こういう研究は地層年代測定でよく使われてるが、過去に核戦争があったなどということを示唆する結果は全く出ていない。
さらに、昔から岩石に超重元素が残っていないか調べてる研究者がいるが、かつて核戦争があればこういう学者が真っ先に気づいてるだろう。原子核理論によれば、超ウラン元素よりさらに重いところに陽子数・中性子数・核子数のマジックナンバがあることから、その付近にかなり安定した元素があるのではないかとして、探索が進められている。それらのことを超重元素というのである。加速器で超重元素を作る研究もなされているが、地球生成のころから宇宙で作られた超重元素が残っているかもしれないと、岩石も調べられてる。
水爆なら反応時の猛烈な中性子放射で、普通では考えられない重い超ウラン元素がたくさんできる。アインスタニウムぐらいまで。原子炉ではせいぜいキュリウムぐらいまでしか出来ない。こういう超ウランは半減期が短いので証拠は残らないかといえば、答えはノー。化石に痕跡が残る。
どういう痕跡かというと、このぐらいの超ウランは崩壊に「自発核分裂」をするものが多い。中性子がぶつかることなく勝手に核分裂する。この超ウランが堆積岩や溶岩に混ざって取り込まれて岩石の中で核分裂をすると、これが周囲の岩石組織を破壊した痕跡が残る。
これの研究も、超重元素の研究と重なる。超重元素も自発核分裂で崩壊すると考えられているから、岩石に超重元素の自発核分裂痕跡が無いか調べられている。
もし岩石に超重元素の自発核分裂痕跡が発見されたら、世界的なニュースになる。しかし、現実には発見されていないので、数万年前に核戦争があったなどとは、現代科学からは到底認めることはできない。
自然に存在する元素で最も重いものはウランだと言われるが、実際には超微量でウラン鉱石にプルトニウムも検出される。これはおそらく宇宙線の中性子でウラン鉱石中のウラン235が核分裂し、そばにあったウラン238が中性子吸収してプルトニウムになったりしたものだと考えられる。 よって、プルトニウムだけでは過去の核戦争の証拠とはならない。
また、10億年以上前には天然の原子炉があったかもしれない。ウラン238と235の比率は、ウラン235の半減期が短いために地球誕生当時は現在よりも235が多かったと考えられる。
現在のウラン235の含有量では自然に核分裂が臨界になるはずがないけども、昔の235が多い時代なら、ウラン鉱床内に地下水があれば水が減速材として働いて核分裂が臨界だった可能性もある。実際にそういう鉱床が見つかっている。 http://www.ies.or.jp/japanese/mini/mini_hyakka/43/mini43.html
また、琵琶湖の堆積物、南極の雪氷コア等、さまざまな堆積物からも、過去の地球の状況は調べられている。10億年以上前の核分裂反応の痕跡すら見つかるのに、 たかだか数万年前の核戦争の痕跡が見つけられないはずはないといえる。
参考:
【超ウラン元素】(ちょうウランげんそ)
原子番号がウラン(元素記号U、原子番号92)より大きい元素のこと。これらの元素は原子炉の燃焼か、加速器、あるいは核兵器によって生み出される。各元素には数個から20個以上の同位体があり、すべて放射性である。崩壊の半減期は1マイクロ秒以下のものから、1000万年を超すものまである。現在知られている超ウラン元素は、ネプツニウム(Np,93)、プルトニウム(Pu,94)、アメリシウム(Am,95)、...アインスタイニウム(Es,99)、..ローレンシウム(Lr、103)、...などがある。
【超重元素】(ちょうじゅうげんそ)
天然に存在する元素に比べてずっと重い安定な人工元素。その原子核を超重核という。原子核理論によれば、陽子数が114または126、中性子数が184の核種を中心にして準安定な核が存在する領域(安定の島と呼ばれている)があることが予言されており、超重核の確認のために実験が進められている。
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いろいろな疑問−神代文字についての対話− http://www.hoops.ne.jp/~simasiba/hotuma-singi-moji01.htm
神代文字と呼ばれるものは多くの種類があり、それらについては諸説ありますが、神代文字の多くは江戸時代以降に作られた偽物とされています。漢字伝来以前になんらかの記号として存在した可能性はありますが、「文字」と呼べるものだったのかどうかは疑わしいようです。たとえそのような「文字」が存在したとしても、岡田光玉氏の言うように、ムー大陸で作られ、世界中のすべての文字の起源として存在したという可能性はほぼゼロでしょう。 (4.真光、ムー大陸、そして天皇崇拝、参照)
<以下抜粋>
(・_・) 当たり前といえば当たり前なんですが、漢字伝来以前、日本に何らかの文字的な記号が存在した可能性は誰にも否定できません。ただ、問題は、そのような記号が存在したとして、 (1)それが「文字」といえるほど高度に発達したものであったか ということと、 (2)それと、江戸時代以降に頻出する「神代文字」に関連性があるか ということです。 (もし、仮に(1) が成立したとしても、(2)が成立するとは限らない。) (・_・) で。(1)ですが、彦島の岩刻文字(ペトログラフ)は、「研究者」の川崎真治氏の言うところ(『日本最古の文字と女神図像』)を信じれば、甲骨文字やインダス文字やシナイ半島のアルファベットやバビロン・シュメールの楔型文字がデタラメに混在している、という訳の判らない代物らしいので、まず簡単に信用できるものではないと思います。 ぼく自身、この考古学的な問題について詳しく調べているわけではないので、あまり断定的なことは言えませんが、(1)の成立する余地はかなり低そうに思います。 (・_・) (2)について。 神代文字否定論の最大の根拠は、ほとんどの「神代文字」とされるものは、字数(音数)が47〜50しかなく、上代特殊仮名遣を無視していることです。 (松本善之助氏の本を読んでいるのであれば、上代特殊仮名遣についてはおわかりですよね。氏は上代特殊仮名遣が将来的に否定される可能性についても述べていますが、残念ながらこれは氏の希望的観測にすぎません。) しかも、ホツマ文字は、明らかに母音記号と子音記号の組み合わせから構成されており、これは50音表の存在が前提であると考えるのが自然です。少なくとも、仮名文字が創られる以前の文字とは極めて考えにくいものです。 ……要するに。「学界から排除される」にはそれ相応の理由があるってことです。 Top
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神代文字否定の論拠
1.神代文字の形を分類すると、だいたい甲骨文字とハングルの二つに大別できるほど良く似ている。ハングルは、朝鮮の京城で一四四三年に創案された表音文字である。神代文字の中で最も有力なものとみなされた日文は、明らかにこのハングルに基づいて作られたものである。
2.古代に固有の文字がなかったということについては、平安時代の『古語拾遺』に「上古の世、未だ文字あらず」と記載されている。
3.神代文字で書かれた古い文献のようなものは一つも残っていない。
4.漢字に先立ってすでに固有の文字があったとすれば、わざわざ漢字を輸入して日本語を写したり、それから仮名を発達させたりする必要は考えがたい。
5.仮名は音節文字であるのに、神代文字は一種の単音文字であり、神代文字はその構成において、仮名よりも一層進歩した文字とみなされる。
6.神代文字は四七音ないし五〇音しか書き分けない。奈良時代以前にまでさかのぼると、日本語の音節には「いろは」四七文字では書き分けられない八七種類の音(甲乙二種類の音があり、母音が八つ)があり、それらは五十音図のうちには収められないところの音であった。すなわち、いろは歌や五十音図だけでは示しきれないところの音が上代にはあったのである。これらを「万葉仮名」ではちゃんと書き分けてその区別を守っている以上、もし神代文字が真に仮名以前のものであったとすれば、少なくとも、もっと多くの字体がなければならないのに、いわゆる変体仮名にあたるものさえなく、きわめて整然とした統一をもっているのである。神代文字は多く四七字か五〇字から成っており、それが「いろは歌」や五十音図の影響下に後世偽作されたことを示している。
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トンデモ科学者の研究を絶賛した教え主様御教示
平成7年前後の○○真光教え主様御教示に、次のような内容の一文がありました。○○真光誌にも掲載されているはずです。
『東北大学の早坂○雄博士の研究は、21世紀の新しいエネルギー源を開拓するものである...』
このように早坂博士の研究は、み教えにおいて絶賛されました。しかし早坂博士とは、実は擬似科学者(トンデモ科学者)として有名であり、彼の研究は専門家からは相手にされておりません。しかし○○真光幹部や教え主は、科学的知識が無かったために早坂博士の言うことをそのまま鵜呑みにしてしまい、すばらしい研究だとでも思ってしまったようです。神の地上代行者が、このような間違いを犯すものなのでしょうか?まったく普通の人間が犯すような間違いを犯しています。しかも御教示において...
以下では,その早坂博士の著作を紹介し、いかにおかしなことを言っているかを見てみましょう。
宇宙第五の力 『反重力はやはり存在した』 早坂○雄、杉山○樹 著 徳間書店 1998年
<以下抜粋>
第一部P.3 同時に、これら「反重力の基礎研究をベースにした、宇宙空間における新しい推進技術をいち早く開発する必要性のあることを力説し、さらには「真空エネルギー」から「電力エネルギー」へ転換するための新しい技術さえも開発できる、ということも強調しておきたい。 第二部 P.4 まず第1章では、なぜ反重力の研究をするのか、その理由を明らかにする。第1の理由は、自然に対する好奇心から、果たして自然界に重力的斥力の存在が考えられるのかどうか、と云う観点から反重力を研究する理由を述べる。 第2の理由として、宇宙探査のための手段としての反重力を探求することと、ETIとの直接交流を可能にするための手段として推進技術を開発する、と云うことを述べている。 ETI:地球外知的生命体 第二部P.125 B−2機の推進方式は、電場を用いて重力(引力)を制御する実例である。 注)B−2機: アメリカ軍のB2ステルス爆撃機のこと。 http://allabout.co.jp/hobby/airplane/closeup/CU20011022A/ 第二部P.130 8−2を終えるに当たって、著者らは次のことを読者諸氏にコメントしておきたい。ただし自然科学者でUFOを頭から否定したい方々をコメントの対象にはしない。 UFOの研究者および一般の市民の方々で、UFOに関心を持っている読者に云いたい。アダムスキーと云う人物は金星人には会っていないし、UFOに乗って金星や土星に行っていない、などという人がいる。アダムスキーは、いかがわしい人物であると。 こんな話をする人は、中途半ぱにUFOを研究している人物で、濁った精神しか持ち合わせていない。真実に共鳴できる人であれば、アダムスキーの存在と、彼の主張の真実性が直ちに判るはずである。 もし、それでもわからないのであれば、彼の墓地がアメリカ合衆国国立アーリントン墓地にあると云う事実を知ってもらうことだ。アーリントン墓地に直接行き、目で確かめることだ。
第二部P.134 一方の米国は、相も変わらず重力制御技術を極秘にしている。その上、悪しきETI(いわゆるグレーやオリオン星人など)から、その技術を取得しているとの話も伝わって来ている。 悪しきETIとは、知的には地球人類より高いが、彼らの生命力の枯渇を補うために、地球人を拉致し、地球人類の遺伝子を用いた遺伝子組み換えさえ行い、彼らの子孫を改良しようとしているETIのことである(ただし、ゼータ・レクチル星人は除く)。
第二部P.135 精神レベルが高いとはどんなことか。著者らが思うに、宇宙で生起するあらゆる現象の根源である”宇宙の叡智(宇宙意識)”を認めることができる状態に達しているか、あるいはそれに向かって意識的に努力している生命体の精神レベルのことである。 こうしたETIのことは、近年多くの報告がなされている。たとえば、米国の著名な牧師ストレンジェスは、バリアント・ソーと云う金星人(1957年、アイゼンハワー大統領、ニクソン副大統領達と会見し、地球人救済のための多くの提案をした)と友人になり、金星での生活、地球環境保全のための金星人の努力、地球人の精神レベルの向上、などについて話し合った。
第二部P.137 著者らは、すでにこの方向づけに沿った重力制御技術のアイディアを持っている。これは直ちに基礎実験が可能なアイディアである。このアイディアは近いうちに公表するつもりである。 したがって、この方向に沿って研究できる能力を持っている研究者の組織化、財政的支援が得られれば、日本の宇宙開発技術は、飛躍的に増大することは明らかである。政府と民間の協力を得たい。 <解説>
「真空エネルギー」とか「第五の力」とか、普段の私たちには耳慣れない言葉が現れて理解しにくいのですが、「米国の陰謀」とか、「宇宙人の陰謀」とか、確かな根拠のない被害妄想に囚われている様子がうかがえます。また、「アメリカのB2ステルス爆撃機が重力を制御して飛んでいる」とは、科学者らしからぬ発言です。ですから、科学にあまり縁のない人でも「何かおかしいな...」と感じると思います。ちなみに、物理に詳しく早坂博士のことも知っている人に尋ねたところ、返事はこうでした。「早坂さんの研究は誰も認めていない。彼の研究結果は一度有名な学術雑誌(Physical Review Letters)に載ったことにより、日本の新聞上でも掲載されたが、その同じ学術雑誌に早坂さんの結果を否定する論文がすぐに掲載された。日本の計量研究所でも否定する結果を出した。だから完全に否定されてしまっている。全く話にならない...」
○○真光には有識者(学者、医師などからなる)の組織があり、陽光文明国際会議なども開いているはずですが、有識者の方たちはいったいこのことをどう考えているのでしょうか?「教え主様が言ったのだから間違いない...」、もしこのように納得しているのだとしたら、学者、医師として失格でしょう。
参考サイト: 反重力独楽見学レポート http://www.dma.aoba.sendai.jp/%7Eacchan/AntiGra.html 早坂博士のところを訪問したときのレポート 参考図書: パリティブックス 「続 間違いだらけの物理概念」 平成7年初版 パリティ編集委員会 編 丸善 P.93−106 『右回りのコマ、軽くならなかった!!」 池田進 日本の計量研究所(現、独立行政法人産業技術総合研究所 計量標準総合センター)で行われた実験について記述されている。早坂博士の研究を否定している。
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