暴かれた真光日本語版
DiaryINDEX|past|will
2003年06月30日(月) |
021 goseigen |
最終更新日: 2001.08.08
http://members.ozemail.com.au/~skyaxe/goseigen.htm
5.GOSEIGEN - A warning to the World 御聖言 − 警世の書
--------------------------------------------------------------------------------
これは、真光の出版物に関する一連の考察のうちの最初のものである。人類の幸福と福祉のために存在すると主張するが、明らかに終末論の暗示を含むある「宗教」を調べたものである。
御聖言−神示の本
御聖言の英語版の版権は、S界真光文明教団の北米支部の長が1982年に取得している。
御聖言−S界真光文明教団によって初めて編集されたこの真光の聖書は、後に英語版が出版されており、真光系教団の中で最も大きい○○真光によって使われている聖なる神示の本と同じものである。英語版の御聖言は、291ページで52の神示が記されている本である。
すべての信者は、その中に含まれる言葉は、かつての陸軍中佐である岡田良一氏に神が直接与えた言葉のうちのほんの一部であると教えられる。岡田良一氏は、1959年ごろ創設された真光の創設者であり指導者であり、彼が言うには神から「光玉」という名前を使うように指示されたという。後に光玉氏は、神の計画の進展を反映したもう一つのより聖なる名前、すなわち「聖凰(せいおう)」−聖なる鳥、黄金の不死鳥−という名前を使うように神から指示されたという。この名前は、すべての真光の初級の信者が身に付けるペンダント(御み霊:おみたま)の中の紙に書かれている名前と同じものである。信者はこの御み霊によって光を放射することができるとされている。
ここに紹介されていることは、多くの真光関係の出版物の一つである、御聖言に書かれていることのほんの一部である。ここに書かれている、御聖言の中にある典型的な文章が、神の言葉なのか岡田氏の言葉なのかを判断することは、読者にまかされている。それ故、その妥当性と意味するところは、読者の判断によって変化する。御聖言は、それ自身を最も高い神の言葉だとして紹介する。岡田氏が言うには、彼はしばしば朝早くに神によって起こされ、これらの「神示」が自動筆記のかたちで彼を通して流れ出たという。どちらにせよ、それらは御聖言が「人間」(未完成な人類)と呼ぶところの人類に対する警告以外の何者でもない。われわれは根絶の危機に面しているのだろうか?これらの「神示」は単なる岡田氏の言葉と見るべきなのか?そして、それらの意味するところは人類に対する急を要する警告なのか?私たちは真光の動機、明らかにすべてを破壊しようとしているその神に対する理解、などについて疑問を呈する必要がある。
これらの神示を基礎として、真光系教団のそれぞれの霊的指導者たちによって、月々の教えが述べられているのだろうか?これらの月々の教えはしばしば、信者が厳格に遵守すべき神の計画が明らかにされ、それが反映されたものとみなされる。これらの教えの多くは、御聖言やその他の聖なる書物の中で予言されたその日(終末)が近いことを述べている。最終戦争(天変地異)の日は、それらから計算されたところによると、新世紀の変わり目、またはS界真光文明教団では1999年8月1日から19日までの間、とされている。
御聖言という本は、とても聖なる本であると考えられているので、それを床に置いたり、手を洗わずにそれを読むことを禁じられている。
以下で紹介する引用のいくつかは、人類を救うために派遣されたという岡田氏の救世主としての聖なる役割に言及し、そして一方では神に選ばれた種族としての日本人の役割について触れている。
オウム真理教というカルトが自分自身で最終戦争を起こそうとしたことを考えるとき、いくつかの深刻な問いが投げかけられる。真光というカルト教団も、ひそかに計画を進め、オウム真理教が辿った道と同じ道をゆく可能性があるのではないだろうか?
御聖言とここで示されるそのわずかな数の引用に対するこの研究は、種人あるいは選ばれた人になるためには、新しい聖なる世紀を作り上げる過程において彼らの役割を果たす必要があることを明らかにしている。彼らは必ず最終戦争(天変地異)を経験しなければならない。それは、神に近づき神に仕えることを許されるためのクリーニング、あるいは浄化とみなされる。予言された最終戦争がもし来なかったら、何が起こるというのだろうか?
重要な点
1.真光とオウム真理教は両方とも、ユダヤのフリーメーソンによる世界征服の陰謀を信じている。これは、彼らが新しい聖なる文明を作りそれを統治するという高い理想を正当化するのに役立っている。○○真光は、かの悪名高いシオンの議定書の要約版を10ページに渡って上級研修のテキストブックに掲載している。それらはその起源(シオンの議定書であること)を隠すために別の著者の名前の下に記述されている。信者はこれらの言葉がなにかの神の啓示であるかのように信じるよう導かれる。一つのパラグラフは次のように言う。「我々は恐ろしい計画を持っている。それは最も勇敢なヒーローをも恐れされるものだ。それは地下鉄だ。まもなく地下鉄が世界中の各首都に作られるだろう。我々はすべての政府機関とその重要書類を同時に消滅させることができるようになるだろう。」これは、シオンの議定書中の第9の議定の最後のパラグラフである。ヒトラーもまたこの議定書を、なぜ彼が望ましくないと考えるところのこの地上を浄化すべきなのか、ということを正当化するために用いた。
(注:シオンの議定書−ユダヤの世界征服の陰謀を記したとされる書。反ユダヤ主義の聖典となった。史上最低、最悪の偽書とされている。20世紀初頭に忽然と姿をあらわした100ページほどの小冊子であるが、世界的なベスト・セラーとなり、民衆や為政者たちの反ユダヤ感情を煽り立て、最終的にはナチスがホロコーストを正当化する論拠として援用することになった。オウムもこの議定書を教義に取り入れ、これをヒントに地下鉄サリン事件を起こしたとされている。(シオンの議定書全文: http://www.yamabe.com/hifumi/protocol/index.htm )
2.両方のカルト教団とも、日本の自民党内に同じ支持者を持っている。新しいタイプの国粋主義者である石原S太郎氏である。彼は○○真光の宣伝において、岡田氏の友人として現れている。そして、オウム真理教のスポンサーであると他の政治家から公に名指しされている。社会的に影響力のある人から支持を得ることが、日本の文化の中では要求されるのである。
西オーストラリアのバンジャワンにある、オウム真理教のための羊の放牧地が、日本生まれのオーストラリア市民、S.Y.女史の努力によって得られた。彼女は1970年代にオーストラリアに真光を設立し、1990-1年頃まで信者であったと伝えられている。1993年の5月にこの牧場で起こった核兵器のようなものの爆発に、オウム真理教が関係していたのではないかと疑われている。「光の玉」に関する、また地球は火の玉によって焼きつくされなければならないとする岡田氏の神示が、新しいより切迫した意味を持ち始めた。
(注:参考サイト: http://www.geocities.com/Tokyo/Shrine/5712/ )
ここにあげるおのおのの文章には、岡田氏に神から示されたとされる日付と、1982年にS界真光文明教団によって出版された最初の英語版(○○真光でも同じ版が配られている)におけるページが示されている。
(注:この日本語訳では日本語版のページを記しました。)
御聖言は、それ自身を「警世の書」(P4)と呼んでいる。岡田氏は御聖言を「みだりに公開すべきでない」としている。(P4) ここに記すものは、そのような警世の言葉を反映した文章の例である。
--------------------------------------------------------------------------------
「...人類文明の崩壊、終末、断絶の危機は目前に迫っているからである。」P5,序
「天の時至れるなり。起て、光玉と名のれ。手をかざせ。厳しき世となるべし。」(P.24、昭和34年2月27日 神示)
「神のコトバ(ご想念のこと)空しくなすものとならば、戒め受くる世と致し参るよ。アガナヒされらるるよ。」(P52,昭和34年5月15日神示)
「火の洗礼、大アガナヒを受くべし。モウシェ、ヨハネ、イエスの伝えし神裁き火の洗礼の戒めも、この天の時を予告せしめしなり。」(P83,昭和34年5月30日神示)
「御機嫌損いたり。御機嫌損なってきたもの、判るものより、改魂せしめよ。....ゲヘナの火に投げ込まるるよりよかるべし。」(ゲヘナ:古いヘブライ語で地獄の意味)(P.84−85,昭和34年5月30日神示)
「面白くも恐ろしき世来たるべし。ゴータマ(ブッダ)の申せし正法の世に還るはここのことなり。」(P.90、昭和34年5月30日神示)
「地の大ミソギハラヒせざるべからざる御世近み来たらん。...ふっ飛ばさるるに到らん。」(P.106、昭和34年8月15日神示)
「洗いても使えざるもの、ボロになりしものは焼き捨つる他なからん。」(P.109、昭和34年8月15日神示)
「世の終わり近み来るも、マコト勤めあるものは許されん。」(P.131、昭和35年5月10日神示)
「汝等学問致さざれば進歩なしと思う尤もなり。なれども学問のみにて行かんとせば、人知の限界は越ゆること中々の事なり。否実は夢に終わらん。それ迄に天地かえらくも致すよ。」(P.157,昭和35年8月10日神示)
「何故かと申せば、天地は神続くる要あれば濁り穢れし人類の大ミソギは致す外なきに到り、古く腐れる人類の大量の終末すら止むなきことと相成る。...一旦マコト文明期への大切り換えの方便として、今迄の在り方一切を大建て換え致す荒れさま世に起こるを終末と申させしなり。」(P232、昭和36年8月20日神示)
「幾億年目の大ヒックリ返し、神が致すを以って、凡て古きは捨て、新しき改まりたるマコト神の子文明期へ進ましむる大仕事へ切り換え致す訳なるも、人間界にはそれに対する手立てだになき時の到来を「終末」と申せしなり。」(P.235、昭和36年8月20日神示)
「終末は同時に種人造りについで出来る選び子によるマコト神統一の文明への曙となるなり。」(P.237,昭和36年8月20日神示)
「霊界のゲヘナの火はいよよ盛り燃えて、焦熱地獄の蓋吹き飛ばし、大口あきたる中に陥り行かん。」(P.238、昭和36年8月20日神示)
「かくして本来信仰は神向への方便として許したるを、思いがけぬ方向に参らせし故、こわす役出しあり。又気付かざれば地の上「ゲヘナの火」の準備進むる外なし。」(P.243,昭和36年8月20日神示)
「然らずば地の上「ゲヘナの火の海」といたす準備も進めしめあるなり。」(P.251,昭和36年8月20日神示)
「霊界のゲヘナの火はいよよ燃え盛り行くなれば、やがて地倉の蓋も地獄の蓋も一度に一緒に吹きとばし、大口あきし中に墜ち行くキタナキ魂ウヨウヨ。」(P.259、昭和36年8月20日神示)
「汝等霊止(ひと)よ、神の子よ、汝等今の世、あらゆる場(面)にて「物の華咲く文化行き詰まりて崩れ去らん日」近みあれば、吾、汝等に真明かなに告げん。.....そを(宇宙の神の秘めごと)究め得るに到らん前に汝等人類の地の上には、汝等神の子として魂霊の大ミソギハラヒ致さずば、次ぐ世(来るべき天国文明造りの世の義)の種人として用い難き時到りありて、火の大峠来たる寸前に参りあれば、重ね知らさんと思うなり。」(P.265−266,昭和37年8月5日神示)
「為に神霊界、現界共々火の気をいよよ激しく強まり行かすと共に、神天降りの為には、濁れる土玉(地球のこと)を火玉(火の精霊のみ働きの義)によりて、焼き払い致させずば相成らぬ仕組み覚悟致させよ。」(P.270、昭和37年8月5日神示)
「神は必ず思いがけぬ時、ハッキリと裁きの形さえそのものの頭上にヒラメカセ、アフンといたさせる業示現せしめ行くべきを。」(P.273、昭和37年8月5日神示)
「世界を今一度大ヒックリ返し致し、火の海、泥の海と相成す「天地かえらく」の業目前に迫りあるよ。」(P.297、昭和38年1月15日)
「神の光強く致し参る故、アガナヒ大きく幅広くなり、...依って現世は、無茶苦茶、無軌道の世果てしなく多くなりて、...神の仕組みの大一節、地の上十把ひとからげの大アガナヒも訪れさす外なからん。」(P.318−9,昭和38年8月15日神示)
「故に神裁き仏滅の世、ミロク下生、メシア降臨の世が参ると申し聞かせおきたるなり。....汝にラッパ吹かす役せしむるなり。....人間、罪業詫ぶる心出でざる限り、如何に平和平和と申すも、共存共存と申すも、原爆いやいやと思いても、現界も火玉造りは、止まらぬよう相成るべし。」(P.322,昭和38年8月15日神示)
「神火玉(弾)造りさせて、アチコチ火噴かん。...霊の界、火、日、陽出づる故、暗きを好む邪(よこしま)の魂霊は、段々にアガキきつくならん。従って、いよよ地はゴタゴタ、メチャメチャの事次々起こるようになりて危なし危なし。...オロシ器にかかる大根に等し。」(P.323−25、昭和38年8月15日神示)
日記作者
|