2013年07月28日(日) |
■ケガの功名とはこういうことかな? |
《お知らせ》
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今、とても人気があるカードのようです。 エンジェルカードなどとはひと味違った趣があり、 ときどき新鮮な驚きもあります。 なかなか楽しめるカードですよ〜
暑い日があると思えば、いきなり大雨が降ったりして、 不安定なお天気が続いておりますが、 みなさま、元気でお過ごしですか?
これからが本番の夏なので、 健康管理しっかりしていきましょう。 私は、冷たいものの飲み過ぎ、食べ過ぎと、 ケガなきよう注意して 乗り切りたいと思っています(笑)
さて、今日は、銭湯のお話です。 以前から書いてますように、 2年前に、この場所に引っ越してきてから、 近くにある大きな銭湯に時々行くようになりました。
そして、膝骨折手術から、退院してからは、 ほぼ、毎日行くようになりました。 薬草風呂はあるし、露天風呂もあるし、 水風呂はあるし、のびのびと手足を伸ばせるし、 スペースもあるので、ストレッチもできるし、 なによりやっぱり気持ちがいいんですもん。 今は、自宅のお風呂に入るのは、 この銭湯がお休みの日だけとなりました(笑)
さて、その銭湯で、 こんな出会いがあったのです。 あるんですね〜こんなことも。 そんな話しです。
この銭湯で、挨拶したり、 軽い話しをしたりする顔なじみの方も 何人かできましたが、その顔なじみの方も、 時間帯によって合う顔が違います。
午後4時頃にいけば、ああ、あの方、 午後6時頃にいけば、あの方がいるね、 なんて具合に合える方が違うのです。
私は仕事もあったり、その日の事情により、 銭湯に行く時間帯がばらばらなのですが、 他の方は、だいたい来る時間が決まっていて、 その時間にちゃんと来るのですね。
退院してから、銭湯へは 早い時間帯(午後4〜6時)頃に 行っていたのですが、 5月になってから、仕事も開始して、 行ける時間が遅くなり、久しぶりに 午後8時頃に銭湯に行った日のことです。
私が、湯船につかり、 膝のマッサージをしていると、 8時台にいつも来ている女性が、 話しかけてきたのです。
この方、顔は知っていたけど、 まだ、話しをしたことはなかったのです。 なんとなく、近寄りがたい雰囲気もあったので。 すらりとした姿勢のいいキレイな方で、 60代前半かなあ。
「ね、あなた、 2月頃、〇〇病院の ギブス装具室にいなかった?」
私はびっくりして、
「いました、いました! 膝を骨折して手術して入院して ギブスを作るためにいました!」
と、答えると、 その方は、にっこりと頷き、 こう言ったのです。
「やっぱり、あなただったのね。 実は、あのとき、 私もギブス屋にいたの。 車イスで部屋に入ってくるあなたを見て、 あ、お風呂に来る人だって気がついたの」
私はさらにびっくりして、
「えっ、あのとき、 ギブス室にいたんですか?」
と聞き返すと、
「いたのよ。 私も、しばらく前に手の手術をして、 ギブスをつくってもらって、 あの日は、そのできあがりの日だったの。 ギブスの具合をいろいろと試していたら、 あなたが車イスに乗って入ってきたわけ。
あなたは、ギブスをつけて歩いたりして、 いろいろと調整していたわ。 すごいギブスだったけど、 調整師さんにほめられていたわよ、 歩くのが上手だとか言われて」 (※どんなギプスだったかはこちら→「169250の装具」)
私は、そのとき、 初めてギブスを装着したりして、 奮闘していましたので、 その方の存在は、全く気づいてなかったのですが、 その方は、私を見ていたというのです。
こんな偶然があり、この方に、 そのような姿を見られたことは、 恥ずかしかったのですが、 気づいてくれたことが、 とても嬉しくて、 「それは、なんだか嬉しいなぁ」 と言うと、その方は笑って、
「それをみて、ああ、だから、 この頃、お風呂に来なかったのね、 と、思ったのよ。 やっと、退院できたのね。 よかったわね〜」
と、言ってくれたのです。 それから、その方とは、 よく話すようになりました。
その方は、手を動かすと痛くなって、 指が曲がってきて、それを私と同じ病院で手術をして、 (私の主治医のK先生ではなかったですが) 大分よくなったこと、痛みがなくなったので、 今は、あちこちに旅行したりしている、 などということを知ることができました。
その方が、先日、私が、 だいぶ歩けるようになったのをみて、 こんなことを教えてくれました。
「よくがんばってきたわね、 毎日お風呂でリハビリもして、 だから、こうして、 早く歩けるようになったのね。
何かあると、 先のことは見えなくて、 長いように思い、 どうなるかと不安だけれど、 振り返ってみると、 あっと言う間よね〜 早いわよね、時間がたつのは。 これからどんどんよくなるわね」
私は、この言葉に感動して、
ああ、そうだ、 ケガをしたときには、どうなるか、 歩けるようになるか、 仕事はどうしようなどと、 不安だったけれども、 今になってみれば、 本当にあっという間で、 夢のように思えるなぁ… 振り返ってみると、本当に早いなぁ…
そうか、 時間がたつということは、 こういうことなんだ、 だから、そのときそのときを 大切にしないとダメなんだと、 心から感じたのでした。
この方とは、8時頃に行くたびに合い、 合うたびに、
「焦らないようにね、 必ずよくなるから。 この間より、歩き方が しっかりしてきているわよ」
などと、励ましてくれるのでした。
ケガをする前の状態にはなかなか戻らず、 正直なところ、焦ることも、 不安になることもあるのですが、 お風呂にいくと、この方だけでなく、 いろいろな時間帯の顔なじみさんに、 励まされたり、声をかけてもらったりして、 本当に、気持ちが和らぎます。 元気がでてきます。
また、まだご近所付き合いが少ない私にとっては、 近所のすてきな場所を教えてもらったり、 この町のことを教えてもらったりもでき、 とても心強いのです。
ケガをして、確かに、体は痛めたけれど、 いろいろな方と出会えてよかったなぁ、 まさにこれが「ケガの功名」だな、 なんて思えてくるのでした。
さて、次回は、またお風呂で知り合った方から、
「あなた、ここまで来たら、 あとは、「気」を入れてもらった方が 治りがいいわよ」
と教わり、「気」を入れに行ってきた話しです。 どんなだったか、どうだったかは、 来週じっくりと書きますね。
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