まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2013年07月20日(土) ■びっくりな出会い。このおばさん…いったい何者?

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暑い日が、これから続きますね〜
しっかり水分、ミネラル補給して、
夏を乗り切っていきましょう。

私は現在、以前の80%くらいまでの
回復といったところです。
まだ足を少し引きずっているし、
しゃがんだりする動作は辛いし、
階段の上り下りなどは、もたもたとしますが、
膝の曲がりは大分進み、お風呂の中でなら、
正座もできるようになりました。

まだまだ、こんな状態ですが、
みんな大目にみてくれるし、優しくしてくれるし、
本当に、ありがたいことだと日々感謝しています。
せっかくなので、ゆっくり治します(笑)



さて、今日は、
膝の骨折をしてから変わったことで、
驚きの体験をした話です。
こんな体験をするとは…
とびっくりしたのでした。




メンチカツを食べられなくなっただけが、
変わったことではないのです。
こんな変化もありました。

今まで、杖を持った方、松葉杖の方、
足を引きずって歩いている方、車椅子の方など、
目にも入らなかったのですが、
今では、そんな方ばかりが目に付いて、



「ああ、大変だろうな」
「痛いのかな」
「どんな怪我かしら?」
「大丈夫かな」




などど、自分のことのように思い、
時々、「大変ですね」などと声をかけたり、
できる範囲で、手を貸したりするようになりました。

今まで、話しかける人は、どちらかというと、
元気な方々が多かったのです。
それが今は、元気な方々より、そんな方々の方に
話しかけるようになったのです。
身近に感じてね。
すっかり目線が変わりました。




そして、これが、
今までにない体験に
つながることにもなりました。





ある日、自宅近くの駅前で、
よたよたした感じで杖をついて歩いている
おばさんが目に付きました。
70〜80歳くらいかなあ。

タクシーに乗りたいように見えたのですが、
乗り場がよくわからず、探して、
迷っているように見えました。
そこで、私は声をかけました。



「タクシー乗り場をお探しですか?」
すると、その方は、

「ううん、違うの。
 迎えの車を待っているのよ。
 なかなかこなくて…」




と、いうのです。
そこで私は、すぐそばに座れるところがあるから、
そこに座って待った方が楽だといい、
すぐ近くにある座るところに案内しました。
その方は、お礼を言いつつ、
やっとこさと座りました。
私も一息いれようといっしょに座りました。




そして、そのとき、
私は、気がつきました。
その方の持っている杖が
今までみたこともないような
杖だということに…
そして、
「なんだか、魔法の杖のようだね…」
と思いました。





全体が、木でできていて、
木目が美しくみえていて、
見たこともない形の杖だったのです。




※ネットでにたような杖を探してみたら、
 この図↓の上から2番目がいちばん、近い感じでした。
 「木の杖」このイラストより、持ち手は丸い感じでしたが。

ともかく、私が使っていた3200円の
杖とはまるで違うのでした。
いかにもオーダーという感じで。

しかし、杖以外は、
いたって普通のおばさん(に見えた)で、
どこも変わったところはありませんでした。
着ているものも、ごく普通のシャツに、
ごく普通のズボン、ウォーキングシューズをはき、
小さなリュックを背負っておられました。
でも杖は、本当に見たこともない不思議な杖でした。
そこで、こう聞いてみたのです。



「すてきな杖ですね…
 今まで見たことがないです、
 そのような杖は…」

すると、その方は、

「ええ、そうなの。
 魔法使いの杖みたいでしょ(笑)
 みんなにそう言われるの。
 でも、とても使いやすいのよ、
 私に合わせた杖だから」
「オーダーですか?」
「うん、そうなのよ」




と教えてくれましたが、これだけ話すと、
さらりと話を変え、杖の話は終わりになりました。
杖のことには、あまり触れてほしくない感じでした。
そして、こんな話を始めたのです。



「私も以前、足の骨を折ってね、
 ちょっと事故だったんだけど。
 以前のように歩けなくなったのよ。
 腰も痛めたから。
 でね、あちこちの有名な病院にいったりして、
 治そうとしたけど、だめでね、
 あなた、ほら、○○病院知ってる?」
「名前だけは…」
「有名な先生がいるというから行ったんだけど、
 ちっともよくならないの」




などなどと、いくつか病院にいき、
漢方薬も飲み、東洋医学も取り入れたりして、
いろいろなことをしてみたけど、
あまりよくならないという話をするのでした。

私は、お迎えがくるまで付き合おうと決めて、
話をうんうんと聞いていました。
少しばかり、私の話などもしつつ。

しばらく、話をしていると、
おばさんは、「あ、きたきた」
と言って、立ち上がり、
その車に手を振ったのです。




その車をみたとき、
びっくりしました!
だってね、だってね、
すごい車だったんですもん。
ロングな白い外車で。





たぶんリムジンではないかと思うのですが
長くて大きいすごい車。
確かな車種はわかりませんが、
これに↓近かったような…気がします。
 「ロングな車」




「えっ、なになに?
 お迎えって、あの車〜!
 えっーーー」




と、驚きましたが、
どうやらそうらしいのです。

私は、軽自動車に乗って、
息子さんか誰かが迎えにくると
勝手に思っていましたから…
ともかくびっくり、びっくり。



驚いていると、
その車の運転席から
運転手の方が降りてきて、
「お待たせしました」
といって、おばさんに手を貸して
その車に乗せようとしました。




すると、おばさんは、
私のほうをみてこう言いました。



「あなた、どこまで行くの?」
「えっと、△△までです」
「じゃ、乗りなさい、送っていくから」




私は、あわてて、



「いえいえ、
 ここからすぐですし大丈夫です」




と断りました。すると、



「いいから、まだ足も痛いんでしょ。
 すぐそこだから送っていくわよ、
 私は、怪しいものじゃないから大丈夫よ。
 どうせ、そこを通るだから、乗りなさい」




などというのです。
ここまで言われて断るのも悪いなと思ったので、
乗せていただくことにしたのです。
その白いロングな車にですよ(笑)




いやぁ〜
すごい車でしたね。
乗り込んだら、
内装はシンプルながら、
テーブルがあったりして、
すごい車でした。




「すごい車ですね、びっくりしました。
 乗せていただきありがとうございます」
とお礼いうと、おばさんは、
「うん、いいのよ、さっきは
 親切にしていただいし。
 どうせ途中だからね」




と言ってにっこりするのですが、
これまた、車の話はしたがらないのです。

そして、この辺りの昔の話などをしていました。
昔、この辺りはこうだったとか、ああだったとか。
杖といい、車といい、すごいものを持ちながら、
触れられたくないような感じでした。



そして、
車に乗ってからわずか5分、
あっという間に自宅前に到着し、
私はこの車を降りました。
丁寧にお礼をいって。





短い間だったので、
このおばさんが、
何者なのか、どんな方なのか、
知る手がかりは
全くつかめませんでした。

どんな方なのでしょう…
不思議な杖を持ち、
すごい車のお迎え…




どなたか偉い方のお母様とかでしょうか?
その方自身が、どこかの社長かなにかでしょうか?
(そうは見えなかったけど)
本当のところは何もわかりませんでした。

杖を持ったおばさんに声をかけただけで、
このような体験もできラッキーでしたが、
大いに謎は残ったのでした。



後日。
同じ曜日の同じ時間帯にまた会えるかと思い、
行ってみたのですが、会えませんでした。
それっきり、あの車もみかけることもありません。
残念!




その後、いろいろと勝手に推理してみて、
この辺りには、大きな有名な宗教法人が多いから、
その関係の方かなぁ、とか、
その筋の偉い方の家族かなぁ、とか、
大きな会社の社長の家族かなぁ、
などなどと、思いました。

どんな方だったのでしょうね〜
もっと知りたかったな〜
もし、またお会いできたら報告しますね。
会えるといいなぁ。


ということで、驚きの体験の話でした。
そのほかにも、心にしみいる出会いもあったので、
来週は、また違う出会いの話をしますね。
目線が変わると、違う世界が見えるものだと、
日々実感しています。
では、また来週。




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