2011年07月28日(木) |
■本からお話紹介…夫の「妻を喜ばせたい」は妻の大迷惑。 |
今日も、昨日から引き続き、 こちらの本からのお話紹介になります。
「一瞬で夫を変える気くばり術」
今日は、身近な事例の紹介です。 思わず頷く方も多いのではないかな。
(ここから引用)
「夫の「妻を喜ばせたい」は 妻が大迷惑。 でも「うれしい!」と言おう」
私の友人は、夫が「よかれ」と思って 私にしてくれることは迷惑なことだと言います。
「夫はさあ、海外旅行に行くぞと言って毎年、 ハワイだ、スペインだ、イタリアだと、 連れて行ってくれるけど、 楽しいと思ったことが一度もないわ。 急げ、次はここに行くから、 次はここだと振り回されて疲れるだけ。 私の行きたいところは温泉。 のんびりしたいのよ」
また、ある人も、
「主人が今日は俺が 夕飯を作るからといって買ってきたのは、 大きな牛肉のかたまりとお刺身の盛り合わせ。 一度に食べられない量だし、 冷蔵庫に入りきらないのよ。 その分、お金でくれたほうが、 よっぽどうれしいわよ」
さて、あなたの夫はどうですか? 夫が「妻を喜ばせたいこと」は、 妻が迷惑していることが多いようです。
だからといって、 うれしい顔をしないで、 ひと言不満を言おうものなら、 男の人のハートを傷つけてしまいます。 2度とやってやるものかと、 ということになります。 夫は妻を喜ばせたいと思う 張り合いがなくなるのです。 こうしたことからも、 夫婦の溝が少しずつできていきます。
ですから、そんなときこそは、
「うれしい! こんなにお肉もお刺身も 買ってきてくれて、 高かったでしょう。 今日は思いきり食べるわ」
と、言うと、夫は、そうか、そうだろう、 と妻のうれしい顔を見て満足なのです。
(ここまで引用)
こんなこと、ありますよね。 男性が、「女性を喜ばせよう」として、 女性に何も聞かず、確認もせずに何かをすると、 だいたいは、女性は喜ばず、 切ないことに笑顔はなく、むしろ引きつり…
「なんでこんなことしたの… 私に黙って…。 それなら、 こっちの方がよかったわよ」
と、言われてしまいがちです。
本当に、女性を喜ばせたいなら、 その日に突然大量に何かを買ってきたり、 男性がよかれと思って選んだプレゼントをするより、 いっしょに行動して、そして、 女性の意見も聞いてからにしてからの方が、 断然喜ばれると思います。
そうはいっても男性も、 女性を「喜ばせたい」という気持ちでやるので、 その気持ちは尊重してあげたいものです。 その気持ちを消してはいけません。 だから、そんなときには、
「うれしい!ありがとう! いろいろ見られて楽しかったわ。 今回、いろいろと見られたから、 今度は、ゆったりまったりの温泉もいいなぁ。 行きたいところもあるんだ、 いっしょに行きたいなぁ」 「うれしい!ありがとう! あなたの作った料理おいしかったわ。 今度は、いっしょに材料買いに行きたいな、 そうしたら、もっと嬉しいし」
などと、感謝してから、やんわりと次のことを、 お願いをするといいように思います。 あくまで、今回やってくれたことを否定せずに、ね。
えっ!! ここまで気を使わないといけないの? そんなことなら、 してくれない方がましよ。
という方もおられると思いますが、 人の好意にフタはできません。 それに、自分だって、自分の好意に イヤな顔をされたり、否定されたしたら 悲しいじゃないですか、そして、 もうやってやるもんかと思うじゃないですか、 それは、きっと、相手も同じです。
男性、女性に限らず、 誰かの明らかな好意は、 自分の好みに合わなくても、 ありがたく受け取った方が、 よりよき人間関係を築く上で 大切なことのようです。 あなたを「喜ばせたい」という相手の 気持ちだけは、大切にしないと、 ですね。
この本には、また、 こんな話も書かれています。
(ここから引用)
「やさしい言葉は想像力から生まれる」
夫婦は気心が知れてくると、 自分のことだけ主張するようになります。 それがケンカのもとになり、
「何で、あなたは私のことがわらないのよ」 「おまえこそ、オレのことがわからないんだ」
とぶつかります。
あるときから、 私はやさしさや思いやりは、 「想像力」だと 思うようになりました。
例えば、朝、何かのことで口論になり、 気分悪く1日をスタートする、そんな日もあります。
悔しくて、帰ってきたら朝のケンカの続きを 言ってやろう、と思うときもあります。 ときには、言い過ぎたわと、ちょっぴり 反省することもありますが、 夫は腹を立てて飲んで帰ってくるかもしれないと、 思うと余計、腹が立ってきます。
でも、今頃、夫は寒い中、 営業で飛び回っている、 そんな姿を想像します。 契約がとれなくて焦っているかもしれない、 企画書が間に合わなくて上司の顔色を おどおどして伺っているかもしれない、 安いランチ定食とか、 時間がなくて立ち食いそばを 食べているかもしれない……。
このようにイメージすると、 夫がとても愛おしくなるのです。 温かい鍋料理を作ってあげよう、 温かいお風呂を沸かしておこう、 そんなやさしい気持ちになれるのです。
(ここまで引用)
私も「やさしい言葉は想像力から生まれる」 と思います。 相手の立場や状況や背景をちょっと想像してみる、 すると、全くちがうことに気づくこともあります。 こんな想像力を働かせて、 相手に「やさしい言葉」かけてあげたいですね。
私は、相手に「やさしい言葉」をかければ、 自分にも「やさしい言葉」は返ってくると信じています。 相手のためだけでなく、自分のためにもなるのです。 よい想像力を駆使して、暖かい人間関係を つくっていきたいものですね。
この本には、その他にも、 身近な夫婦関係の事例や、 夫婦仲をよくするために、 テーブルをキレイにするといいことなど、 すぐにできることも書かれています。 興味がある方は、ぜひ読んでみてくださいね。
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