まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2011年03月08日(火) ■「フェースブックが あなたを負け犬にする」という記事

昨日は、突然のお休みで失礼いたしました。
仕事が終りませんでした…
でも、無事に終りました。良かったです〜

さて、今日は、ちょっと興味深い記事を見つけたので、
こちらの本からの紹介です。


「ニューズウィーク日本語版
 2月16日号」






ニューズウィーク日本語版は、
よく読んでいる雑誌の一つですが、この号に



「フェースブックが
 あなたを負け犬にする」




という特集が載っていて、



「なるほど、そうかもなぁ」



と、思われ、
紹介したくなったというわけです。

ご存知の方も多いと思いますが、
「フェースブック」とは、



◎13歳以上であれば無料で参加できる
◎実名、個人情報登録が義務づけられている
 (もちろん、公開設定はできます)
◎SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)
 (簡単にいうと「会員制のネットワーク」)




日本では、mixiなどの方が使用者が多いのですが、
12月現在では、約308万人の方々に
利用されていると公表されています。

使い方は、多くの方に公開するというより、
親しい方や、関係者だけにアドレスを公開する、
特定の中でやり取りするという仕組みです。
 
私は「フェースブック」をやっていないので、
よく内情はわからないのですが、
その記事には、こんなことが書かれていました。



「フェースブックには、人々の暮らしの
 最も明るい1コマが切り取られて展示してある。
 私たちはそれを見て、どうしても他人と我が身を
 比較し、自分を負け犬と思いがちだ。(略)

 煎じ詰めればフェースブックは、
 その人の人生の「財産」のいくつか選別し、
 みんなに見せるために「展示」する場だ。

 おいしいクッキーが焼けたとみんなに報告し、
 かわいい子犬が生まれたと書き込む。
 写真の中では、誰もが笑顔で映っている。
 (意気消沈している場合は、
  「カッコよく気落ちしている」ように
  見える写真がアップされる)

 平凡な書き込みや写真はお呼びでない。
 ましては、悲しい話題は表面に表れにくい。
 「いいね!」ボタンはあっても、
 「嫌だね!」ボタンがないフェースブックの
 サイト設計からして、明るい話題中心の
 書き込みを促すようにできている。

 子犬が死んだと書き込んでも、
 それを読んだ友達に「いいね!」ボタンは
 押してもらえないだろう。

 「幸せ自慢」を後押しするフェースブックの特質は、
 とりわけ女性に大きな影響を及ぼすのかも
 しれない」




これは、記事の抜粋ですが、この記事の背景に、
次のような調査研究結果があるというのです。



《調査研究結果》
(スタンフォード大学
 アレックス・ジョーダン氏研究より)

大学生が自分自身と友人たちの心理状態を
どう考えているかを繰り返し調査。
すると、調査対象者はおおむね、



友人たちの「意気消沈度」を
過小評価しており、その結果、
自分自身がますます意気消沈している場合が多く、
人の幸せを過大評価しがち。

また、友人たちがどの程度気落ちしているかを
過小評価している学生ほど、孤独感を味わい、
自分の境遇にくよくよする傾向が強かった。

そして、
「自分以外の全員が完璧な人生を
 送っていると思い込んでいる」




このような傾向があるとわかったというのです。
もちろん、日本人の調査ではないですし、
大学生での調査結果ではありますが、



「人間は、
 他人の幸せや良いことは、過大評価し、
 悪いことや意気消沈度は、過小評価する」




という傾向があり、そのような傾向を、
フェースブックのようなSNSが
強化しているのではないか、ということでした。



特に、女性の場合は、男性より、
自分の生活を開示しがちなので、
どうしても比較してしまい、
落ち込んでしまうという記事でした。

(男性はどちらかというと情報交換で
 使う場合が多い)



ちょっと思いあたるなぁと思いました。
そして、いろいろと考えたりしました。
この辺りのことは、明日書きますね。




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