2010年09月07日(火) |
■この店は、どっちが真実の名前? |
さて、今日は、昨日に引き続き、 日が暮れてしまったウォーキングで見つけた、 お店の紹介です、といっても、 今日もまた、店の名前ですけど。 でも、今日は、
「これは、 どっちが真実の名前?」
なんて、思ったお店紹介です。 後で、ワケがわかったのですけどね。
その店は、神楽坂の 表通りの商店街にあった。
神楽坂の夜は、しっとりにぎやかなのですが、 (そんな感じがする街です) その中にあって、こだわりのある居酒屋って、 感じがする、こんな入り口のお店だった。
厳選素材で、 「漁師直送魚市場 豪快刺し盛り 名物塩釜焼き 珍味一夜干し」 新鮮な魚料理を出す、 居酒屋らしかった。
看板を見あげてみると、 こんな看板が掲げられていた。
よくみると、「魚花淡菜」 とあるけど、花にバッテンが ついていた。
「ふぅーん、 これは、なんて読むんだろうね。 なんで、花にバッテン? うおたんさい? うおはなばってんたんさい? (なわけないけど) 魚と花かあ…」
こんな疑問を持つと、どうしても気になる。 そこで、お店の人に聞こうと、 お店の中を、ちょっとのぞいてみると、 スタッフが忙しそうに働いていて、 とても、名前のことだけを聞く、 という雰囲気ではなかった。
そこで、メニューを見てみると、 そこに、はっきりと、こう書かれていた。
「ああ、なんだ、 この店は、魚淡菜、 うおたんさい、なんだね。 じゃ、花にばってんは、 必要ないじゃん」
などと、やや納得しながらも、 もやもやとしたものを感じていた。 でも、ひとまず、店の外に出た。
すると、さらに、 もやもやを増幅させるようなものを、 見つけてしまったのだった。 それは、この店頭看板だ。
この看板をよく見て、 気がついた。 その看板の赤い四角の中には、 こう書かれていたのだ。
「HANATANSAI」 「花淡菜(はなたんさい)」 だ。 「UOTANSAI」 ではない。
「えっ、はなたんさい? どう読んでも、 「HANATANSAI」 だよね?」
この赤い四角の中には、 そう書かれているのだった。 謎だった。
もやもやとしたままだったけど、 店の人に確認もできず、 そのまま帰ってきた。
帰ってきてから、 ネットで調べてみたら、 わかりました。
「魚淡菜 神楽坂店 (うおたんさい) 【旧店名 花淡菜】」
ということで、 旧店名も合わせて表示し、 そして、花は終ったという意味で、 花バッテンにしたらしいことも わかったのでした。 どっちも真実?なんだね。
これって、ある意味で、 一石二鳥の目立つ工夫なのかなぁ、 それとも、欲張りなのかなぁ、 などと思ったりしたのでした。 みなさまは、どう感じられますか?
この店の詳細は→「魚淡菜」をどうぞ。
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