2010年09月06日(月) |
■驚きの名前の店のメニューは? |
昨日も書いたけれど、9月に入ってから、 日が暮れるのが早くなり、午後7時ともなると、 すっかり暗くなってしまいます。 「まだ、温度は夏だよぉ〜 なんで、日の暮れだけは秋になるのぉ〜」 などと、ぶつぶつ文句を言ってみるも、 天気と地球の回転は関係がないから、時期がくれば、 温度に関係なく、日が暮れるのは当然早くなります。 このごろは、
「日が暮れるのが早くなると、 なんだか寂しくなるねぇ…」
といっていた、母のことばを思い出すようになりました。 私も、そう感じる年頃になってきたようです…
さて、今日は、そんな日が暮れてしまった、 ウォーキングの帰り道に見つけて、 あまりの「店名」に、 思わず立ち止まってしまったお店の紹介です。
その店は、神楽坂の商店街を ちょっと過ぎたあたりにあった。
いつもは、明るい時に通るから、 気がつかないでいたが、 (居酒屋さんは、日中は目立たない) この日は、すっかり暗かったので、 この店が目にはいってきた。
「あらっ? 新しいお店かしら? ふぅ〜ん」
そう思って立ち止まり、そして、 店の名前を確認して、驚いた。 だって、ほら、こんな名前だったもん。 (白くて明るい看板の方です)
「こぶたびより」
確かにそう書いてある。 おにいさんが、店頭で呼び込みしているにも かかわらずに、近づいて看板を見てみると、 やっぱり「こぶたびより」だった。
「こぶたびより」って、 ひらがなで書くとこうだけど、漢字だと、 「子ブタ日和」ってことで… なんだか、こぶたが気の毒に思えるような 名前だった。
そこで、呼び込みしていたおにいさんに、 こう声をかけた。
「こぶたびより…って、 こぶたに気の毒なような名前だわね」
すると、このおにいさんは、 とっても元気に笑顔いっぱいでこう答えた。
「お客さんにもいつもそう言われます。 でも、小春日和(こはるびより)のように、 ちょっとこうあたたかなイメージをだそうと 思って、つけたんです」 「えっ? こはるびよりのような、 あたたかな、イメージ? それが、こぶたびより?」 「ええ、そうなんです」
ということで、そんなことらしかった。 私は、腑に落ちないながらも、 さらにこう聞いた。
「ね、で、 こぶたばっかり食べちゃうの?」 「もちろん、親ぶたも食べますよ〜 ほら、メニューを見てください」
と、元気に指さしてくれた メニューは、こんなだった。
私は、メニューをみて、 こんなことを考えていた。
「炙り(あぶり)トン足」 「ごろっとベーコンサラダ」 (これは親ぶたかなぁ…)
「ガツ刺し葱まみれ」 (ガツって…○○の△△らしいけど、 これは親ぶただね、まちがいないね)
「こぶたの温野菜」 (これはこぶただね〜)
「神?カツ」 (意味わからないけど、親ぶたって感じ)
「こぶたアイス」 (ひぇ〜こぶたアイスだって、どんな? 240円だって、リーズナブルだね)
本当のところは、どうかはわからないけど、 いちいち、そう思っていた。 メニューの写真は、なかなかおいしそうだった。
そんなメニューをまじまじと見ている私を見て、 おにいさんは、店の中から、名詞2枚と、 「500円割引券」1枚を持ってきてくれた。 名詞2枚より、割引券2枚のほうが嬉しいけど…な。 (なぜ、名詞を2枚くれたのかは、謎)
「まだまだ、新しい店なんで、 どうぞ、よろしくお願いしま〜す」
と言って。 私も、ありがたく受け取った。 そして、
「せっかく割引券ももらったし、 こぶたには悪いけど… 1回、来てみてもいいかな」
なんて思ったのでした。 行ってみたら、ご報告しますね。
この店の詳細は→「こぶたびより」をどうぞ。
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