2008年04月10日(木) |
(本当に)おっどろいたなぁ、もうっーー |
今日は、先日
「おっどろいたなぁ、もうっーー」 (古いか)
なんて思ったことの紹介だ。 こんなことは、めったに見られるものでも、 出会えることでもないと思う。
それは、先日、 低気圧で雨風がものすごく 強かったときの日のことだ。
この日、打ち合わせがあったので、 どうしても出かけねばならず、 傘を持ち、レインコートを着込み 「こんな日は、外出はイヤだなぁ」 なんて思いながら、出かけたのだった。
そして、電車を乗り継ぎ、 打ち合わせ場所に行くまでも、 あまりの風の強さに立ち止まったりしながらも 打ち合わせ場所に必死の思いで歩いて行った。 幸い、雨は途中ですっかり止んでいた。 そして、打ち合わせが終わった後は、 風が強いだけになっていた。
しかし、 この日の風は本当に強かった。 煽られてしまいそうな強さと、 突風がすごかった。
「こりゃ、大変だ! 早く帰ろう…」
そう思い、身体を丸めて、 持っていた傘と荷物をしっかりとつかみ、 前へ前へと一歩一歩歩いていたときのことだ。
ものすごい突風が おそってきたのだ。
ひゅーーーーぅうぅーー ぴゅぅーーーうううーー
そのとき、
「きゃぁーー」
という声がした。 びっくりして、 声のした方を見ると、
なんと、 私の前の女性の 持っていた傘が、 風で舞い上がってしまったのだ。
ひゃぁ〜 大変だぁ。 傘が飛んでいるよぉ〜
なんて思って空を見上げたが、 その傘がどこに飛んでいくかわからず、 かなり危険でもあった。
私は、ビルの端っこに身体を寄せて 非難したが、それと同時に、 いつものカメラを取り出した。
こっ、これは シャッターに納めねば…
なんて、思ったのだ。 しかし、風が強いので、私の持っている傘も 吹き飛ばれる可能性があるし、荷物も持っているし、 どうして写真を撮っていいかわからなかった。 傘は、空を舞っていたし。
周りの人も、吹き飛ばれた傘が今度は、 どこに落ちてくるかわからないので、 注意深く上を見上げなから、 軒下などに非難していた。 持ち主だった女性も。
すると、 その傘は勢いよく、 電線のところまで 飛んでいった。
私は、 こっ、これは撮らねば…と、 荷物と傘を足でしっかりと 押えて、なんとか写真を撮った。 それが、これだ。
そして、この傘は、 電線にすっかりと 絡まって、そして止った。 ほら、こんな感じ。
しかし、風はまだびゅーびゅーと 吹いているので、いつまた傘が 煽られて飛んでいってしまうかわからない。 結構危険な状態だった。 傘は、ばたばた言ってるし。
危ないね、と思ったけど、 写真を撮るほか、 どうすることもできない。 周りの人もじっと見ているが、 どうすることもできない。
傘は電線に上で ばたばたとしているが、 落ちてくる様子もない。 そのうち、何かに引っかかり 安定したように見えた。
周りの人も落ち着き、 傘の下を通りはじめて、 また風の中を歩き始めた。
傘の持ち主も、 どうしようもないわね、という顔をして、 傘を一瞥して、駅の方に向かって歩いて行った。 そして、何事もなかったかのように、 この道はまた動き始めた。
さて、私だが… 私は、しばらくこの傘を眺めていた。 だって何かあったら、
「傘が落ちてきますっ」
なんて言わないと、このことを 知らない人たちが危険にさらされる、 なんて思っていたのだ。 (というより、この傘が落ちてくるところを 見たかったのだけど)
しかし、思いの外、 この傘はしっかり電線に絡まり、 落ちてくる様子は見えなかった。 うんと、ばたばたはしていたけど。
また、逆から突風が吹けば、空へ 投げ出されるかも知れないが、今のところ、 不安定ながら安定していた。
しばらく見ていたが、 傘はばたばたしているだけだったので、 次にどうなるか見届けるのを諦めて、 私も帰ってくることにした。
この空飛び傘のゆくえは どうなったのかわからないままに 帰ってきたのだった。 ちょっと残念。 どうなったんでしょうね。
でもニュースでも、傘でケガをした人、 なんてのはなかったので、 無事に落下したのではないかと思う。
というわけで、 傘が空に一瞬のうちに舞い上がる様と、 電線でばたばたしているのを、 初めて見たのでした。 風の日は気を付けなくちゃね。
ほんと、久しぶりの、 「おっどろいたなぁ、もうっーー」 でした。
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