2007年12月28日(金) |
忘れものから見える「人生模様推理」 |
《お知らせ》
「ぼちぼち日記」今年は、これにて終了です。 今年1年、ありがとうございました。 <(_ _)> 来年は、1月14日からぼちぼち活動開始いたします。 (その中間に、ご挨拶UPする予定) また来年も、どぞどぞ、よろしくお願いたします。
さて、昨日からの続きです。 今日は、道ばたの忘れ物(落とし物)たちだ。 さりげないものもあれば、
「なんで、こんなところに…」
なんて思うものもある。 ともかく、みんな忘れたり、 落としたりしてして行ったのだ。 そして、それをみると、 人生模様が見えるのだ… (勝手な想像の人生模様ね)
まず、最初はこれだ。
こんなバス停のイスの上に ちょこんと置かれていた。
あらら、 忘れ物だわ
なんて、近寄ってみると、 それは、こんなピンク色のかわいい 膝掛けみたいなものだった。
バスを待ちながら、 これを膝にかけていたのか、肩にかけていたとか、 もしかしたらベビーカーに使っていたのかも。 が、ともかく、
「あ、バスが来た!」
と思った瞬間に、はらりと落として、 そのまま忘れていってしまったのだ。 気の毒だけど、何かの瞬間、 このピンクのものは、 すっかり忘れ去られてしまったのだ。 こんなところにポツンとね。
持ち主が、探してくれるといいけど、 このものが、持ち主の元に戻る確率は、 20%以下と私には思えた。 なんとなくね。
次は、これだ。
こんな交差点にそれはあった。 こんな赤いマフラーね。
そして、誰かの好意によって、 こんなふうに結ばれていた。
私は、立ち止まって写真を撮りながら、 マフラーをじっと観察した。 そして、こう思ったのだった。 (どうでもいいことだけど、 いちいち推理しないでおれない)
「このマフラーの色形からすると、 どうもヤング(古い)だね。 アダルトではないね。 ふむ…そしてだ、 交差点にマフラーを落とすなんて場合は、 朝、とっても急いでいて、交差点の信号が、 青になったので、走って渡り、その時に、 マフラーを落としてしまった。 この日は、マフラーを首に巻く時間もなかったので、 とりあえずバックに入れて、それから落ちたのだ。
でも、大丈夫だ。 きっと、帰りに、この道を再び通って、 このマフラーを見つけて、 あったぁ!なんて喜ぶな」
などと、思ったのだった。 きっと、持ち主の元にこのマフラーは 戻ることができると思う。
最後は、これだ。
陸橋の角にポツンと置かれていた。 ここね。
「おっ、何か置かれているぞ」
なんて、近寄ってみたら、 男性物の手袋一式だった。 片方ではない。 ちゃんと、一式だった。
「なんで、こんなところに、 手袋を忘れたんだろう…?」
落としたのかな? 片方だけなら、ああ、落としたのね、 なんて簡単にすませられるが、 両方一式となると、どう落としたのか、なんて、 ついつい推理してしまう。 (しなくても全然いいのだが…)
私の推理は、こうだ。 何の根拠もないが。 そして、余計なことだが…
この手袋は、おそらく40〜60台の人だ。 ファッションは、ジャンバーを着てる。 そのジャンバーは、やや濁ったモスグリーンって感じ。
で、だ、 この日は、朝は寒かったが、 だんだんあたたかくなってきたので、 この手袋をとってポケットにつっこんだのだ。 でも、ちゃんと入ってなかったのだ。
そして、その人は、 この陸橋の階段をせっせと上ってきて、 あがりきったこの場所で、 「やれやれ、ふぅ〜」 なんて思い、少し、背伸びなんてしたのだ。
そして、その瞬間に、 この手袋がぽとんと落ちたのだ。 そして、落としたことに気がつかずに、 その人は、すたすたと行ってしまったのだ。
この手袋が、 持ち主のところに戻れる確率は、5分5分とみた。 持ち主が、いつその手袋をなくしたのか、 その日の行動を振り返ってみて、 思い出せるかどうかによるが、 まさか、この陸橋の上とは思いつかない 気がするからだ。
ともかく、持ち主が探してくれて、 戻れるといいね、とこれまた思ったのだった。
てなわけで、忘れ物、落とし物たちから 勝手に推理したお話でした。 マフラーや手袋は、きちんとしまっておかないと、 落としちゃうかも知れない、 気をつけなくちゃね、と思ったのでした。
みなさま、どうぞ、 よき年、楽しき年を お迎えくださいませ。 また来年、お会いしましょう。
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