2007年12月27日(木) |
ああ、よかった!あった、あった。 |
暮れになると、なんと言っても 「忘れ物」「落としもの」が目立つ。 しかも、なんでこんなところに… なんて、思うようなことが多いのだ。 今日は、そんな昨今の忘れ物、落としもの事情の紹介です。
と、その前に… 私の忘れ物事情のお話を。 暮れになって、私も、 ちゃんと忘れ物をしたので。
つい最近、黒のマフラーを忘れてしまったのだ。 自慢ではないが、私は、周囲が太鼓判を押す 「忘れもの名人」なのだ。 年に何回は、きちんと忘れ物をする。 (こんなことを威張ってはいけない)
で、ともかく、 そのマフラーがないと気がついたのが次の日。
「しまった! また、やっちゃった!」
などと、自分を責めた。 (いちおう、そのたびに反省はする) カシミアのマフラーだったので、 かなりショックを受けたが、 しかし、だてに忘れ物名人ではない。 (つまり、忘れ物慣れしている)
そして、昔から、その忘れ物は、 「だいたい出てくる」などという、 妙な自信があるのだ。 だから、今回も 絶対見つかると自信を持っていた。
そして、こんな時に、 どうしたらいいのかも知っているのだ。 とにかく、あきらめてはいけないのだ。 まずは、冷静に、昨日の自分の行動を、 家から出たときからさかのぼり、どこでなくしたのか、 その可能性をまずは思い出すことが大切なのだ。 (これがコツだ、って当然か)
もちろん、私は、 そうした。
「家を出るときには、 手に持っていたから確かにあった。 次に電車に乗った… 電車は暑かったので、コートを脱いだ。 そのときに、マフラーが落ちたのだろうか、 それとも、そのコートを抱えて歩いた時だろうか…」
などと、あれこれと、行動を思い出し、 そして、ついに、忘れたのは、 地下鉄の中か、駅構内だと結論をだした。 そして、もちろん、すぐに駅に電話をした。 (すぐに行動を起こすこともコツだ)
すると、驚きました。 今時は、忘れ物探しも、 以前とは違うんですね〜
こんな状況だった。
「あの〜、昨日お昼頃、地下鉄の中か駅に、 黒のマフラーを忘れたようなんですが…」 「ちょっと待ってくださいね。 今、調べてみます」
どうやら、パソコンで調べているらしい。 で、少し待たされると、こんな返事だった。
「えーと、黒のマフラーは、昨日、 この線のこの地区だけで、7枚ほどあるようです」 「ひぇ、7枚も忘れた人がいるんだ…」 (私だけではなかったと、ホッとする)
「そうですね、 1枚は、○○駅にあったもので2時頃に届いてます。 特徴は、△△のメーカーのもので、大きさが… あ、違いますか? 次は、○○駅。こちらは、 手編みふうのざっくりしたもの、 あ、これも違う…(続く)」
などど、特徴を詳しく教えてくれて、 1枚1枚丁寧に特徴を教えてくれたのだ。 私は、じっと耳をすまして特徴を聞いた。 (きっとある、きっとある、と思いながら)
そして、いちばん最後に、 こう読み上げられた。
「えっと、最後は、○○駅。 カシミアのフリンジ?付きのもの…」 「あ、それです、それです、 間違いないです、駅もそこです」 「駅構内って書いてありますが…」 「ええ、間違いないです、それです」
「じゃ、○○駅に保管されているので、 連絡を入れておきますので、 取りに行ってください」 「はい、ありがとうございます」 (やっぱり、あった…うふっ)
ということで、やっぱり見つかったのだ。 (忘れ物名人面目躍如である) 私は、とても嬉しくなり、丁寧にお礼を言い、 すぐに○○駅まで行くことにした。
○○駅では、連絡が入っていたこともあって、 駅員さんはすぐに黒のマフラーを取り出してくれた。 自分のマフラーだと確認できて、書類にサインをして、 すぐに返してもらうことができたのだった。 (やれやれ…)
とてもありがたく、 嬉しかった。 忘れ物は出てくると、 うれしさひとしおである。 忘れ物名人冥利につきる。
なんて、 私の忘れ物事情の話をしたいのではなかったのですが、 あまりのうれしさに、ついつい… すっかり長くなってしまったので、 道ばたの「忘れ物事情」は明日書きますね。 (今週は1日休んだので、明日もUPします。 もしよかったら、来てみてくださいね)
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