2007年06月12日(火) |
これは、危険な穴だね… |
今日は、危ないね、と思ったもののお話です。 あるんですよね、危ないところも。 そのたびに、立ち止まっちゃうんですよね、 だから、ついついウォーキングの時間が 長くなってしまって…急がねば…そう思いつつ、 どうしても確認せずにはおれない私です。
さて、 今日の主役は、この穴だ。
道路幅は、車一台通るのはやっという広さ。 (でも、車は入れない道、私道かな?) その道の真ん中ポツンと穴があいているのだ。
「やや、結構大きいね、何の穴だろう… こんな道の真ん中に堂々とあると危ないね、 夜、気がつかなかったら、大変なことになるね。」
などと、思い、この穴に近寄り、 この穴をじっくりと観察してみることにした。
近寄って、よーく見ると、この穴の大きさは、 15センチ以上あるように思われる。 そして、この穴の深さを調べてみるべく、 側にあった棒を穴に入れると、棒はどんどん沈んでいく。 底になかなか達しない。
結構深いね…
たぶん、穴の深さは、50センチ以上ある思う。 入れてみた棒を横に置いてみた。
やっと底に達したと思ったら、 この棒の先2センチほどが残っただけだったのだ。 ほらね。
つまり、私の調べた結果によると、 道路の真ん中に直径15センチ強、 深さ50センチ強の穴が ぽっかりあいていることになる。
しかも、この穴の中をよーく見てみたら、なかなかばっちい。 雨の降った後ということもあるけど、水がたっぷりたまっている。 私はさらに、この穴を観察するべく、 この棒をぐりぐりと動かして中を確認してみることにした。 吸い殻や、ゴミが捨てられ、どうやら、 ボウフラもふらふらといるように見える。
「ふむ、この穴は、危険なだけでなくて、 ばっちくもある…な。」
この穴の前にしゃがみ込み、 穴を棒でぐりぐりとかき回していると、 後ろから、声をかけられた。
「その穴、危ないわよね」
振り向くと、後ろにおばさんが立っていた。 私は、誰もいないと思っていたので、 びっくりしたが、
「ええ、危ないですよね… それに、深いし、不衛生なんです…」
などと、怪しまれていけないので、 棒を引っこ抜き、大急ぎでこう答えた。
すると、おばさんは、 こんな話をしはじめたのだ。
「あのね、この穴ね、以前は立て札が立っていたの。 この道を通る人を機制するために。 でもね、その立て札に夜、自転車がぶつかって、 大きな音を立てて、大変なことになったのよ。 でね、その立て札を取ったのね、その穴なのよ」
どうやら、このおばさんは、 この穴の目の前の家の人らしかった。 そして、このおばさんの話によると、 その事故があってから、この道の持ち主は、 立て札を取り、この穴はそのままにしているらしい。
「でも、この穴をこのままにしていたら、 夜に今度は、落ちちゃう人がでますよね」 「ええ、そうなのよ…落ちたら、転んで これまた大変なことになると思うけど… それを言っても、持ち主さんは直してくれなくて」
「それは…ひどいですね。それに、この穴には、 私が見たところ、ボウフラもいるようだから、 これから、蚊が出てきそうだし…」 「え、ボウフラいる?」 「ええ、いますね…ほら」
などと、私は観察の成果を示すべく、 再び、棒でぐりぐりとかき回してみせた。 おばさんは、穴をのぞき込み、
「あらっ、確かにいるようだわね… この穴は、いつも水がたまっているから。 何とかしなくちゃね」
と言っていた。 さて、このおばさんから得た情報によると、 この道は、近道になっているらしく、 通る人が結構いるとのことであった。 しかし、夜は、真っ暗になるので、 相当、気を付けて歩かなくていけないらしかった。
私は、この穴の危なさを十分に確認し、 この穴が元もと何の穴だったのかもわかったので、
「何とかしなくちゃ、いけませんね… 教えて頂き、ありがとうございました。」
などと言い、おばさんに別れを告げた。
すると、おばさんは、 こんなことを教えてくれた。
「あのね、先に、この穴にさしていたような 似たような立て札棒がさしてあると思うわ。 それに、その先にも、違う穴があるのよ」
この先の道に、似たような立て札棒があり、 違う穴もあるというのだ。
これは行って確認せねばなるまい、 私は決意し、この狭い道の先に進んでみることにした。 すると、この穴より、ひどいことになっていた。
この続きは明日書きますね。
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