2007年05月14日(月) |
この通りは正しく、あやしさがあふれているな |
新宿歌舞伎町界隈は、あやしい通りが多いので有名だ。 特に、新宿「ゴールデン街」などは、かなり有名で、 以前は、ボラれるとか、怖い、とか評判だったし、 いっとき問題になったこともある街なのである。
でも、いろいろと調べてみたら、かつては、 文壇バー、オカマバー、ボッタクリバーと別れていて、 料金や暴力などの問題もあったけれど、 今では、そんなバーはほとんど姿を消して、 「もう、そんな店はない」と街では言っているようだ。
本当かどうかは、よくわからない。 何しろ、夜、歌舞伎町界隈に、 足を踏み入れるのはないので…
そして、最近では、そのあやしい通りをなんとかして、 清潔で安全な街にしよう、などという運動も はじまっている…らしい。 新宿区民の私としては、大いにやってほしいと 思っていたが、最近、ちょっとした出会いがあって、 少し考えを変えた…
今日は、 そんなあやしい通りと 出会いの話です。
まず、これを見て欲しい。
ゴールデン街の一角にある、 「あかるい花園三番街」である。 (隣接して一番街、五番街、八番街などがある)
どこからどうみても、あかるいという感じから ほど遠い感じがするが、入り口のアーチでは、 あかるさを強調している。
その「あかるい花園三番街」に 一歩足を踏み入れると、こんな感じである。
(目の前に見える看板はスナック「スエズ」なんですかね? それとも「ススエズズ」ですかね?)
そう、このゴールデン街界隈は、 3〜5坪ほどの小さな飲み屋さんが 集まっている街なのである。
実は、先日、歌舞伎町に用事があり、 久しぶりにこの街を通ってみたのだが、 久しぶりに通っても、やっぱり、しみじみ、 あやしい雰囲気の街だと思ってしまった。
しかも、日中だから、 いろんなものがハッキリと見えるし目につく。 夜だと、闇に紛れて見えないものも見える。 ばっちさとか、ぼっろちさとか、汚れとか、古さとか。 もっとも50年前からあるようだから、 古いのも当たり前だけどね。
「やっぱり、 あやしげなお店の宝庫だね…」
などと、歩いていると、こんな店を見つけた。
どこから入っていいかわからない店だ。 入り口がとても狭いのだ。
なんだか、入るのに抵抗を感じる店である。 どんな人がママさん(女性とは限らない) なんだろうなぁ…などと思ってしまう。
それから、これは、 まったり喫茶「コアラズ」だ。 (扉にチョークで、そう書いてある)
入るには、かなり勇気がいりそうな喫茶だ。 この扉の奥には、どんなまったりがあるのか…
また、こんなあやしげな店もある。 バー「たちばな診察室」である。
病院をイメージした飲み屋さんで、 スタッフは、全員ナーススタイルらしい。
店に入るとき、トントンとノックし、 「失礼しマース」などと言いながら入り すると、 「おこんばんナース〜、どこが痛いナースか〜」 なんてやさしく言ってもらえるのだ。 そして、きっとデレデレになるのだ…たぶん。
そんな面白そうな店を見つけては、 「あらら、なんて、あやしい!!」だの、 「ひぇ〜これは、どんな店なのぉ」だの、 ぶつぶつ言いながら、写真を撮ったり、 ぶらぶらとこの街の路地に入ってみたりしていた。
すると、路地から、この街に似合わないような、 とってもおしゃれさんなネコが出てきたのだ。
ほら、このネコさんだ。 可愛い首輪をしている。 毛並みもとてもいい。
私は、ネコさんに目がないので、
「おしゃれさんですねぇ、 かわいいですねぇ…」
などと、語りかけながら写真を撮り、 なでなでしようとネコさんに近づいたその時である。
上の方から、突然、
「なに、してんのっ」
と、声がしたのだ。
私は、ビックリして上を見上げた。 すると、2階から、 おばさんが顔を出して、 じっと、私を見ていた。 ひぇ〜…どうしよう…
この続きは明日書きますね。
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