2007年02月28日(水) |
ごみ回収車って、すごいんですねぇ… |
先日、ウォーキングで、青山外苑周辺を歩いていると、 いちょう並木道で、こんな風景に出くわした。 いちょうの枝切りをしていたのである。
帰ってきてから調べてみたら、 4年1度、春先に、 この並木道の美しい姿を保つために、 円錐三角に樹姿を整える作業をするのだそうだ。 どうやら、この作業だったらしい。
なるほどね… こんな作業をしているから、 いつもこの並木道は美しいのね。
しかし、枝切りした枝はすごい量になっていた。 この枝は、どうするんだろう、と、 思いながら、先に進んでいくと… 今度は、切った枝を処理している現場にでくわした。
なんと、 ごみ回収車がバリンバリンと、 枝を処理しているのだ。
ひぇ〜
この枝をごみ回収車が回収していくんだ… こんな小さな車で、大丈夫なのか、 などと思いながら、見ていると…
あっ、危ないっ!
ごみ回収車に次々と入れられる枝が、 ごみを圧縮するために、ぐりんぐりんと回っている入り口の 回転する反動で、折れたり、大きくしなって、 上下左右に暴れ回り、 作業員の身体にびしっと、当たったりするのだ。 作業員は、そんな枝をよけながら作業していた。 なかなか危険な作業である。
すごいね。
しかし…
いったい、この小さなごみ回収車で、 どのくらいの枝が処分出来ると言うのか。 私には、永遠にかかる作業のように思われた。 外苑いちょうは、146本もあり、 その枝の量は、すごいものと思われる。
そこで、大いにじゃまだとわかっていたが、 この作業員の男性に声をかけてみることにした。 すると、作業員の男性は、とても感じよく 私の質問に答えてくれたのだ。
「この枝を、ごみ回収車で処理するんですか?」 「ええ、そうなんですよ、この回収車がないと、 この枝はとても処理できませんから」 「でも…この小さな回収車で、こんなにたくさんの枝、 運べるんですか?」
私が、いちばんの疑問を口にすると、 作業員の方はこう教えてくれた。
「このごみ回収車は、小さく見えるでしょうが、 2トンのゴミを圧縮できるんですよ。 枝が重なり合って多く見えますが、実量はそれほど なくて、2トンというと、けっこうな量を処分 できるんですよ。」
「2トンですか…ちなみに、この木と木の間の枝の量だと どのくらいの処分できるんですか?」 「そうですね、1回で3〜4本くらいはいけますね。 この車がなかったら、とてもこの量はさばけないですね」
木と木の間は、だいたい9メートルある。
「いっぱいになると、棄てに行くんですか?」 「そうです。日に捨て場、2〜3回くらい往復しますね、 見た目より、ずっと多く処理してくれるんですよ」 「この回収車は、ものすごく大食いなんですねぇ…」 「そうですね、小柄な割りには…(笑)」
ということで、ごみ回収集車は、 私が考える以上の能力があり、 すごい車であることがわかった。 なかなかすごいヤツらしい。
私はあまりじゃまをすると悪いので、 教えてもらったお礼を言ってその場を離れ、 少し離れたところから、しばらくこの作業を眺めていた。
作業員(2人)は、 びゅんびゅんとしなる枝に苦労しながら、 どんどん枝をごみ回収車に入れていて、 ごみ回収車は、枝をがしがしと食べていて、 ともかくすごい迫力であった。
さて、このごみ回収車が1回で、「2トン」ほど、 ごみを処理するすごい能力があるとわかったが、 2トンという重さがなかなか理解できない。 さっきは、わかったような顔をしたが、 実は、全然、実感としてわからなかった。
そして、ごみ回収車に対して、 新たな疑問がふつふつとわいてきた。
このごみ回収車は、一般ごみなら、 どのくらいの家々のごみを処理出来るんだろう? がしがしと食べたごみは、 どんなふうになっているんだろう? 四角に固まって、ポンと出てくるのだろうか? でも、どこから出てくるんだろう? いったい、どんなしくみになっているんだろう? などなど…ふつふつと。
そこで、区の清掃係に電話して、 ごみ回収車のことを聞いてみることにした。
すると、ごみ回収車の へぇ〜、そりゃすごい、 実態を知ることが出来たのです。
その実態は、明日書きますね。
気軽にコメントが入れていただけます。
→「ぼちぼち、お散歩日記」
■「ことば探し」に戻る時→
「ことば探し」
■「ことば探し」メールマガジン(月〜金)発行しています。
「今日のことば」以外の過去のことばも紹介しています。
コンパクトで、読みやすい構成にしています。
→「購読申込み」
|