2007年03月01日(木) |
へぇ、そうなんだ…ごみ回収車の実態 |
さて、昨日からの続きです。
ごみ回収車に対する疑問や興味が、 ふつふつとわいてきたので、これは、 区の清掃係に電話するしかあるまいと、 私は、心を決めた。
そこで、いつものように、 区の清掃係に電話をしてみた。
受け付けで、どんな質問かと聞かれたので、 「ごみ回収車のしくみについて知りたい」 と言うと、今度は、 「一般の方ですか?」と聞かれ、あわてて、 「はい、まったく一般の方です」 などと、まぬけに答えてしまったが、 気持ちよく、ごみ回収車の係の人につないでくれた。
さぁ、聞くぞ!
私は、かなり張り切っていた。
電話に出たのは、 とても感じのいい男性の担当者だった。 そして、この担当者はこう言ったのだ。
「どんなことでしょう?何でも聞いてください、 答えられることなら、なんでも答えますよ」
ラッキーである。 何でも聞ける。
しかし、いきなりいろいろ聞いてもなんなので、 聞かれてもいなかったが、まず、なぜ、 ごみ回収車に興味を持つに至ったのか、 昨日書いたような話をざっくりとしてから、 こんな事から聞いてみた。
「一般の家庭ごみだと、2トンというとどのくらい 収拾出来るものなんですか?」 「燃えるごみの場合は、45リットルのごみ袋一つが 1キロと仮定して、2000個くらいが目安ですね。 燃えないゴミだと、1000個くらいですかね」 「2000個も入るんですか?あの回収車に?」 「ええ、ごみ回収車は、5〜6トンの強さ力で、 油圧圧縮しているので、圧縮率がとても高いんです」
油圧のしくみはよくわからなかったが、 ともかくすごい力で圧縮していることはわかった。 ふんふん。
「じゃ、その2000個のごみを収集するのに、 どのくらいの時間がかかるのですか?」 「それは、マンションなどでごみがいっぱいあれば すぐにいっぱいになるので、一概に言えませんが、 だいたい30分〜1時間くらいが目安ですね。 いっぱいになると、ごみ集積所に持っていきます。 新宿区では、1台の回収車に2人の作業員が乗り、 2台1組4人でごみ回収作業をしています。 その日のごみがなくなるまで、何度も往復します」
ということで、 毎日のごみ回収の実態を知ることができた。 さて、次は、その圧縮したごみがどうなるか、だ。
「で、その圧縮されたごみは、固まってポンって でてくるんですか?」 「いえいえ、接着しているわけではないですから、 圧縮されたものがバラバラと出てくるんですよ。 後ろの圧縮機が上に上がるようになっているので、 上に上げて、奥のごみを取り出すのです。 ごみは、取り出しやすいようになっているんです」 「また空気を含んで、ごみが膨らんだりしないですか?」 「大丈夫です。燃えるごみなどは、すごい力で圧縮するので、 ほとんどぺしゃんこになってでてくるので。」
私は、燃えるごみの袋が、ぺしゃんこになって 出てくるところを、想像してみたが、 実際にどんな感じででてくるのか、みてみたいと思った。
しかし、新宿区ではごみ処分場(集積所)がなく、 他の区で処分しているので、許可をもらって、 その場所に行かねば見れないということだった。
私ががっくりすると、その担当者は こう教えてくれた。
「今期の予定は終わってしまいましたが、また来期、 小学校や幼稚園対象に、ごみのしくみ教室を 開催しますので、そこにいけば見れるかもしれません。 来期スケジュールはまだでてませんが…」
そう、言われてもなぁ…
ともかく、ごみポンの様子を見るのはあきらめた。 さらに、細かいことをいろいろと聞いてみたら、 こんなことも教えてくれた。
「あの回収車は、実は戦車と同じほどの強さを 持った車なんですよ。だから、後ろから車がぶつかって きてもびくともしないんです。 車はかなりつぶれますが(笑)」 「車がぶつかってくるんですか?」 「ええ、作業中に…けっこう、あるんですよ」
「じゃ、頑丈でないとね、それに、ごみには、 何がはいっているかわかりませんからね」 「ええ、ちょっとの事ではびくともしない構造で、 戦車と同じくらいの強さがあるので、 木の処理も平気だし、ぶつかられても平気です」
ごみ回収車は、戦車ほどに ものすごく丈夫にできてるらしい。 すごいんだね。 確かに、頑丈じゃないと やっていけないからね。
さて、そんなわけで、ごみ回収車について、 根ほり葉ほり聞きだし、さらに、ごみ収集についても 聞いて、ごみ収集について相当詳しくなった気がした。 (今日は書きませんでしたが、ごみ収集や処理についても、 面白いことが聞けたので、後日書きますね)
そして、私はついでなので、 先日書いた、放置バイクの話も聞いてみた。 放置バイクはどうしたらいいか。 何でも聞いてくれって、言っていたしね。 (詳細は→「あんまりな、不幸せなバイクたち」)
すると… 放置ごみに関する、ものすごく びっくりすることが聞けたのだ。 私は、思わず「そんな、ばかなっ!!」と あ然としてしまった。 そして、怒ってしまった…
すいません、この話は日曜日分で書きますね。 またまた、日があいてしまってすいません。
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